説明

油圧シリンダーのストローク時間の計算

一定速度で動くときの移動時間を、ストロークを速度で割って求める。

このアプリで計算する

内径・ロッド径・流量から往復の速度

ストロークを速度で割る

一定の速度vでストロークSを移動する時間は t=S÷v。Sをmm、vをmm/sに統一すれば、時間tは秒になる。速度を求める場合は方向ごとに速度が違うため、同じストロークでも押し出し時間と引き込み時間が異なる。

内径50 mm、ロッド径28 mm、流量12 L/min、ストローク300 mmの検算例では、押し出し時間2.945 s、引き込み時間2.022 s。時間の計算には表示前の速度を用いるため、表示桁から割り算した値と末尾が異なる場合がある。

同じ目標速度で往復させる場合

必要な流量を求める場合、両方向の目標速度を同じ値として扱う。目標速度100 mm/s、ストローク500 mmなら片道の時間は両方向とも5 s。ただし同じ時間にするには、方向ごとに計算された流量をそれぞれ供給する必要がある。

機械全体のサイクル時間との違い

この時間は一定速度の移動時間であり、実機の作動サイクル全体を表す値ではない。起動時の加速、停止前の減速、端部クッションによる速度変化、方向切替や圧力保持の時間は含めない。往復時間が必要な場合も、移動時間に機械の待機・加工時間を別に加える。

ダイキンT-2の負荷解析は、抵抗負荷だけでなく加速力を考慮する必要があると説明している。一定速度の体積計算だけから、加速時間を決めることはできない。ストロークが長い場合は、T-7の選定上の注意に従い支持条件や座屈も検討する。移動時間が計算できても、機械的に使用できることを保証するものではない。

出典

ダイキン工業 テクニカルサービスデータ T-2の負荷解析・T-7のストローク選定(公開PDF、ファイル名220202)。PDFの1・6ページ。流量式から得た一定速度に距離÷速度を適用。資料は抵抗負荷に加速力も必要としている。

このアプリで計算する

内径・ロッド径・流量から往復の速度