ダイキン資料の式と受圧面積の表を、単位と対象を確認して読む。
内径・ロッド径・流量から往復の速度
資料の受圧面積表との照合
T-7「一般的なシリンダの内径・ロッド径」の表から、B形ロッドの三つの寸法だけを抜粋した。表の面積は小数第1位の値。アプリは円周率を使って面積を計算し、途中で表の桁数へ丸めない。表の寸法を入力すると、表の表示精度で一致する。
| 内径 | B形ロッド径 | 押側面積 | 引き側面積 |
|---|---|---|---|
| 32 mm | 18 mm | 8 cm² | 5.5 cm² |
| 50 mm | 28 mm | 19.6 cm² | 13.5 cm² |
| 80 mm | 45 mm | 50.3 cm² | 34.4 cm² |
式の記号と単位を一緒に読む
速度式は面積の単位がcm²かmm²か、速度の単位がm/sかmm/sかで係数が変わる。資料の式に数値を入れる前に、各記号の定義を確認する。アプリではT-2の流量式を採用し、画面の単位に換算している。表にある面積の丸め値から速度を求めると、厳密な円の面積を使った結果と少し異なる。
掲載資料に速度と流量の数値例題はない。この説明の流量・速度・ストロークは、式を確かめるために設定した条件であり、メーカーの推奨運転条件ではない。面積の検証にはT-7の表の値を使い、速度の検算には体積と時間のSI単位換算を使用している。
資料の速度範囲は製品ごとに確認
T-7は動作速度の範囲を目安として示し、最終的には当該シリンダメーカーの取扱説明書を確認するよう求めている。速すぎたり遅すぎたりするとシール材の劣化や内部漏れにつながる場合があり、範囲外では摺動部への配慮が必要とされる。そのため本アプリは一つの速度を境界にして使用可否を判定しない。
資料にはJIS B 8367と一部寸法が異なる旨の注記もある。表の寸法をすべての製品に共通する寸法と考えず、実際の内径・ロッド径は対象機種の図面で確認する。最終的な速度設定と機器選定は、メーカー資料と設計者・監理者の確認が必要。
出典
ダイキン工業 テクニカルサービスデータ T-7「一般的なシリンダの内径・ロッド径」表(公開PDF、ファイル名220202)。PDFの6ページのB形ロッド径と受圧面積。表の値とメーカー取扱説明書を確認する旨の注記を参照。
内径・ロッド径・流量から往復の速度