現場マスター

必要換気量の計算

在室人数と室内・外気の CO2 濃度から、必要換気量と1人当たりの必要換気量を計算します。

必要換気量と1人当たりの必要換気量

在室者(区分ごとに1行)

在室者(区分ごとに1行)

部屋に同時にいる人を、区分ごとに1行ずつ入力します(教室なら収容人数です)。

区分ごとの 1人当たりの CO2 呼出量 M は、文部科学省の報告書の表2-1 の値です: 幼稚園・小学生(低学年) 0.011 m³/h・小学生(高学年)・中学生 0.016 m³/h・高校生・大人 0.022 m³/h。

報告書の教室の計算例は、児童40人(幼稚園・小学生(低学年))と教師1人(高校生・大人)の2行です。

表2-1 に無い呼出量で計算するときは「その他(呼出量を入力)」を選び、1人当たりの呼出量を m³/h で入力します(18 L/h なら 0.018)。

外気の CO2 濃度

外気(屋外の空気)の CO2 濃度を ppm で入力します。% の値は 10,000 倍すると ppm です(0.04 % → 400 ppm)。

文部科学省の報告書の計算例は 0.04 %(400 ppm)です。気象庁の観測では、綾里の年平均は 2024年 427.9 ppm です。

厚生労働省の資料(令和2年11月)は、外気の CO2 濃度は地域・季節・時間によって異なり、都市部では 435〜445 ppm 程度と推定しています。測定した値があれば、その値を入力します。

外気の濃度が高いほど、1人当たりの必要換気量は大きくなります。

部屋の大きさ(任意)

床面積

床面積 × 天井高 が部屋の容積です。換気回数 = 必要換気量 ÷ 部屋の容積 を表示します。空欄なら必要換気量だけを計算します。

文部科学省の報告書の計算例の教室は、床面積 60 m²・天井高 3 m(容積 180 m³)です。

天井高は m で入力します(3,000 mm → 3)。

室内の CO2 濃度の基準 1,000 ppm(建築物環境衛生管理基準)

在室人数と外気の CO2 濃度を入力すると、必要換気量を表示します。

詳しい設定

室内の CO2 濃度の基準

室内の CO2 濃度の基準

建築物環境衛生管理基準(建築物における衛生的環境の確保に関する法律=ビル管理法)の空気環境の基準は、二酸化炭素 1,000 ppm 以下(0.1 % 以下)です(名古屋市「空気環境の管理」)。

学校環境衛生基準(文部科学省告示第60号)は、換気の基準として、二酸化炭素は 1,500 ppm 以下であることが望ましいとしています。文部科学省の報告書の計算例も 1,500 ppm(0.15 %)です。

ほかの値で計算するときは「数値を入力」を選び、基準の濃度を ppm で入力します。基準の濃度が低いほど、必要換気量は大きくなります。

基準の値は、建築物環境衛生管理基準(1,000 ppm 以下)と学校環境衛生基準(1,500 ppm 以下が望ましい)です。

計算の内訳