説明

必要換気量の計算方法(使い方)

在室者の区分と人数、外気の CO2 濃度を入力して、必要換気量を求める手順です。

計算の手順

  1. 「在室者」の表で区分を選び、人数を入力します。区分は文部科学省の報告書の表2-1 の対象種別で、区分ごとに 1人当たりの CO2 呼出量が決まっています(高校生・大人 0.022 m³/h など)。
  2. 区分の違う人が同じ部屋にいるときは「+ 区分を追加」で行を追加し、区分ごとに人数を入力します。教室なら、児童の行と教師の行の2行です。
  3. 「外気の CO2 濃度」を ppm で入力します。報告書の計算例は 0.04 %(400 ppm)です。
  4. 室内の CO2 濃度の基準は「詳しい設定」で選びます。初めは建築物環境衛生管理基準の 1,000 ppm です。学校の教室は学校環境衛生基準の 1,500 ppm を選びます。ほかの値で計算するときは「数値を入力」を選びます。
  5. 必要換気量(m³/h)が表示されます。区分が1つのときは 1人当たりの必要換気量も、区分が2つ以上のときは行ごとに 1人当たりの必要換気量と小計も表示します。
  6. 「部屋の大きさ(任意)」に床面積と天井高を入力すると、換気回数(必要換気量 ÷ 部屋の容積)も表示します。
  7. 「計算の内訳」には、式・% に直した基準の濃度と外気の濃度・区分ごとの表・合計の式・この計算の前提が表示されます。

文部科学省の計算例を入力すると

報告書の「小学校低学年教室での計算例」(児童40人+教師1人・外気 0.04 %・床面積 60 m²・天井高 3 m)は、次のように入力します。

  1. 1行目は区分「幼稚園・小学生(低学年)」・人数 40、2行目は区分「高校生・大人」・人数 1
  2. 外気の CO2 濃度は 400
  3. 「詳しい設定」で、基準を 1,500 ppm(学校環境衛生基準)にする
  4. 床面積は 60、天井高は 3

必要換気量は 420.0 m³/h(報告書の値は 420 m³/h)、行ごとの 1人当たりの必要換気量は 10.0 m³/h・人 と 20.0 m³/h・人、換気回数は 2.33 回/h(容積 180.00 m³)です。

濃度は ppm で入力する

基準の濃度と外気の濃度は ppm で入力します。% で書かれた値は 10,000 倍すると ppm です(0.04 % → 400 ppm・0.15 % → 1,500 ppm)。1 より小さい数を入力すると、% で入力したと見て計算しません。

外気の濃度が基準の濃度と同じか高いときは、外気で換気しても室内を基準の濃度まで下げられないので、計算できないと表示します。

表示の桁と、計算しない入力

必要換気量と 1人当たりの必要換気量は小数第1位、換気回数と容積は小数第2位に四捨五入して表示します。合計は丸める前の値で計算します。

人数は1以上の整数で入力します(1行に 100,000 人まで)。人数が空の行は計算に含めません。「その他(呼出量を入力)」の行は、1人当たりの呼出量を m³/h で入力します。L/h で書かれた値は 1,000 で割ります(18 L/h → 0.018)。

天井高は m で入力します。100 を超える数は mm で入力したと見て、換気回数を表示しません。床面積と天井高が空なら、必要換気量だけを計算します。

出典

必要換気量を計算する