DV・TS・HT・白ねじ・溶接の芯引きと受口深さを、呼び径 50 の例で並べます。
同じ「50」でも、系統が違えば芯引きも受口深さも違います(TS と HT の受口深さを取り違えると全部の径でずれます)。例として呼び径 50 の行だけを載せます。ほかの呼び径は、切寸法のタブで系統と呼び径を選ぶと、答えの下に出ます。
| 系統・呼び径 | 継手 | 芯引き(mm) | 受口深さなど(mm) |
|---|---|---|---|
| DV 50 | 90°エルボ | 33 | 受口深さ 25 |
| DV 50 | 45°エルボ | 18 | 受口深さ 25 |
| TS 50 | 90°エルボ | 33※ | 受口深さ 20〜63※ |
| TS 50 | 45°エルボ | 18※ | 受口深さ 20〜63※ |
| HT 50 | 90°エルボ | 33※ | 受口深さ 52※ |
| HT 50 | 45°エルボ | 28※ | 受口深さ 52※ |
| 白ねじ 50A | 90°エルボ | 36※ | ねじ込み代 21※ |
| 白ねじ 50A | 45°エルボ | 21※ | ねじ込み代 21※ |
| 溶接 50A | 90°エルボ | 76.2 | ルート間隔 2 |
| 溶接 50A | 45°エルボ | 31.6 | ルート間隔 2 |
※ は参考値(規格に寸法の決まりが無い・メーカーの代表値)
DV 継手は 5社の承認図で値が一致しています。TS 継手は受口がテーパ(差込みに幅がある)、HT 継手は公表しているのが1社だけ、ねじ込み代は規格自身が「参考」と書いているので「参考」と付けています。同梱の継手は全部で 78 件(DV・TS・HT・白ねじ)と、溶接の式です。
DV の 90°エルボと大曲りは、流れ角度が 91°10′(呼びは 90°)で勾配が付いています。勾配のぶん、反対側の高さがずれます。
TS継手(水道用)は切寸法が幅で出ます
TS 継手は受口がテーパで、ストッパーまで挿す決まりがありません。そこで「ストッパーまで挿した値」と「接着代の位置まで挿した値」の両方を出し、切寸法を幅で示します。
例: TS(水道塩ビ) 100 / 90°エルボ × 2・芯々 500mm なら、ストッパーまで挿せば 358mm、接着代の位置なら 250mm です(幅 108mm)。1つの数字で出すと、差込みの深さによってどちらかが必ず外れます。
出典
- JIS K 6739(DV) / 積水化学 DV継手承認図 2020.7.31
- JIS K 6743(TS) / 積水化学 TS継手承認図 2009.9.1(参考)
- JIS K 6777(HT) / 積水化学 HT継手承認図 2020.10.5 / 2023.9.12(参考)
- JIS B 2301:2013 表A.2 + 附属書B 表B.1 ① / 日本金属継手協会 標準ねじ込み量N と一致 2013(参考)
- JIS B 2311/2312 / 式で算出(R = 1.5 × 呼び径[inch]) 2015
規格票・カタログの表と条文は載せていません。式と、出典の名前と番号だけを引いています。