説明

45°エルボの振りの計算(斜辺と送り)

45°エルボで振るときの斜辺・送り・切寸法の出し方と、1.4 倍の意味です。

振り(ずらす量)から、継手の芯から芯までの斜めの長さ(斜辺)と、振っている間に元の向きへ進む長さ(送り)を出し、斜辺から芯引きを引きます。θ は継手の角度です。

斜辺(芯々) = 振り ÷ sinθ 送り = 振り ÷ tanθ 切寸法 = 斜辺 − 芯引き × 2

現場で言う「45°なら 1.4 倍」は、1 ÷ sin45° = 1.4142 を丸めた数です。45° だけは振りと送りが同じ長さになるので、1つの数で足ります。22.5° では、振りから斜辺を出す数(2.6131)と送りから斜辺を出す数(1.0824)が別なので、同じ掛け算は使えません。この計算は掛け算の概数を使わず、sin と tan をそのまま使います。

例: DV(排水塩ビ) 50 / 45°エルボ × 2・振り 160mm なら、真の振り 160mm・斜辺(芯々) 226.3mm・送り 160mm。切寸法は 190.3mm を切り上げて 191mm です。

使える送りが決まっているときは、それも打つと、その長さに収まらない組合せを先に出します。送りは、振っている間に元の向きへ進む長さです。

DV の 90°エルボと大曲りは、流れ角度が 91°10′(勾配が付いている)なので、振りの計算にもこの角度を使います。TS・HT・白ねじ・溶接の 90°エルボ(真の 90°)で振ると、送りがほとんど出ません(真横に渡る形です)。

出典

振りを計算する