読み方・丸め方・凍上抑制層・技術基準の改定などの質問です。
等値換算厚の読み方は?
等値換算厚は「とうちかんさんあつ」と読みます。必要等値換算厚は「ひつようとうちかんさんあつ」、TA は「ティーエー」と読みます。技術基準の式では、T の右下に小さく A を付けて書きます。
TA は切り上げますか?四捨五入しますか?
技術基準は、TA の丸め方を決めていません。TA は TA' が下回ってはならない値なので、このアプリは小数第1位に切り上げて表示し、この値と TA' を比べます。長野県の設計基準の計算例は 13.086 cm を「≒13.1cm」としています。同じ基準の表3-2-3(目標とするTA)は整数(cm)で、このアプリの「計算の内訳」の「整数に切り上げると」の値と、10年の値は同じです(20年の 40 以上 100 未満・設計CBR 6 は、表が 13 cm・式の値が 13.04 cm です)。使う基準の丸め方に合わせてください。
TA' は TA をどれだけ上回ってもよいですか?
技術基準は、TA' が TA を下回ってはならないとだけ決めています(別表1 (1))。長野県の設計基準は、TA は目標値以上とし、建設時には目標値を 1.0 以上上回ってはならないとしています(舗装の構造は経済性を考慮して決めるとしています)。
凍上抑制層は TA' に含めますか?
長野県の設計基準は、凍上抑制層を路床の一部と考え、TA の計算には含めないとしています。このアプリにも、凍上抑制層の行はありません。
改質アスファルトや再生材の等値換算係数は?
技術基準の表1-1 は、表層・基層の加熱アスファルト混合物に改質アスファルトを使用する場合は、その強度に応じた等値換算係数を設定するとしています(注1)。このアプリの一覧は表1-1 の係数だけなので、表1-1 に無い材料の係数は、道路管理者の基準で確かめてください。
コンクリート舗装も計算できますか?
計算できません。セメント・コンクリート舗装は、技術基準の別表2 に、舗装計画交通量ごとの版厚と、設計CBR ごとの路盤の厚さが決められています(設計期間 20年)。このアプリは別表1 のアスファルト・コンクリート舗装の計算です。
技術基準が改定されたと聞きました。
国土交通省は令和8年9月30日に「舗装の構造に関する技術基準」を改定しました。令和9年4月1日以降に新たに着手する道路舗装の設計に適用され、改定後の基準には別表1(TA 法)と疲労破壊輪数の表がありません。平成13年の技術基準(このアプリの式と係数の出典)は、それより前に着手する設計の基準です。設計に使う基準は、道路管理者に確かめてください。
出典
- 国土交通省 舗装の構造に関する技術基準について(平成13年6月29日 国都街第48号・国道企第55号): 別表1・別表2・表1-1 注1
- 長野県 設計基準(長野県土木事業設計基準)第3編 道路舗装事業 第2章 道路舗装工事(令和7年4月1日版): 表3-2-3・3-2-5 (3)・凍上抑制層
- 国土交通省 報道発表「車道及び側帯の舗装の構造の基準に関する省令」の改正及び「舗装の構造に関する技術基準」の改定について(令和8年9月30日): 公布 令和8年9月30日・施行 令和9年4月1日・令和9年4月1日以降に新たに着手する道路舗装の設計に適用
- 国土交通省 舗装の構造に関する技術基準(令和9年4月1日以降、新たに着手する道路舗装の設計に適用): 改定後の基準(性能保持想定期間・ライフサイクルコスト。別表1 の TA 法と疲労破壊輪数の表は無い)