シンナーの量は「塗料の量 × 希釈率 ÷ 100」で出します。
希釈率は、塗料の重さに対するシンナーの割合
希釈率は、塗料をシンナーで薄める割合(%)です。絶・耐候性SA010 のカタログは「希釈が必要な場合には【APレデューサー】を、主剤・硬化剤を混合した重量に対し10%を限度にご使用ください。」と書いています。2液の塗料は、主剤と硬化剤を混ぜた重さに対して、希釈率を掛けます。
セラMレタンDP の塗装仕様書の表も、塗料を 100、塗料用シンナーA を 0~10 と書き、塗料 100 に対するシンナーの量で表しています。
計算式
100 で割るのは、希釈率が「100 のうちいくつ」の数だからです。5% なら、塗料 1 kg に 0.05 kg(50 g)のシンナーです。
計算の例
- ファインウレタンU100 の 15kg セットを混ぜて、希釈率 5~10%(塗料用シンナーA): 15 × 5 ÷ 100 = 0.75 kg、15 × 10 ÷ 100 = 1.5 kg。薄めたあとの量は 15.75〜16.5 kg です。
- 絶・耐候性SA010 の 4.2kg セットを混ぜて、10% を限度: 4.2 × 10 ÷ 100 = 0.42 kg までです。
- セラMレタンDP の 16㎏セットを混ぜて、はけ・ローラーの 0~10%: 0〜1.6 kg。エアレスの 5~10% なら 0.8〜1.6 kg です。
- 15 kg の塗料に 1.2 kg のシンナーを入れた: 1.2 ÷ 15 × 100 = 8% です。
主剤だけに掛けない
2液の希釈率を主剤だけの重さに掛けると、シンナーが少なく出ます。絶・耐候性SA010 の 4.2kg セットで 10% なら、混ぜた 4.2 kg に掛けて 0.42 kg です。主剤の 3.5 kg に掛けると 0.35 kg になってしまいます。「配合」の画面は、主剤と硬化剤を混ぜた量に希釈率を掛けます。
範囲の両端を出す
カタログの希釈率は「5~10%」「0~10%」のように幅で書かれていることがあり、塗装方法でも変わります。この計算は、希釈率に下の数、範囲の上限に上の数を打つと、両方の端のシンナーの量を出します。入れたシンナーの量から希釈率を出す画面では、範囲の下限と上限を打つと、範囲の中かを見ます。
薄めすぎない
ファインウレタンU100 のカタログは「薄めすぎは隠ぺい力不足、仕上がり不良などが起こるため規定範囲を超えて希釈しないでください。」「所定のシンナー以外を使用したり、薄めすぎるとつや引けやダレ、かぶり不良などをきたす原因になりますので、必ず所定のシンナーおよび希釈率をまもってください。」としています。
セラMレタンDP のカタログも「塗料をシンナーで薄めすぎるとつや引けやダレなど仕上りに異常をきたすおそれがあります」とし、「材料は規定する希釈率範囲を厳守し」と書いています。