硬化剤の量は「主剤 × 硬化剤の比 ÷ 主剤の比」で出します。
配合比とは
2液形の塗料は、主剤(カタログによって「塗料液」「ベース」とも書きます)と硬化剤を、決まった割合で混ぜて使います。その割合が配合比で、カタログの「配合」「混合比」の欄に書いてあります。
- 日本ペイント ファインウレタンU100 木部用クリヤー: 「塗料液(主剤):硬化剤 = 9:1(重量比)」
- 関西ペイント セラMレタンDP: 「ベース/硬化剤=6/1」
- 染めQテクノロジィ 絶・耐候性SA010: 「主剤:硬化剤=5:1(重量比)」
このように配合比は塗料ごとに違うので、使う塗料のカタログで確かめます。
計算式
配合比 9:1 は、全体を 9 + 1 = 10 に分けて、主剤が 10 のうち 9、硬化剤が 10 のうち 1 という意味です。主剤の量が決まっていれば、硬化剤はその 9 分の 1 です。
カタログのセットの量で確かめる
セットの缶の量も配合比に合っています。総量を配合比で分けて、カタログの荷姿の数と比べると次のとおりです。
- ファインウレタンU100 の 15kg セット(9:1): 15 × 9 ÷ 10 = 13.5 kg、15 × 1 ÷ 10 = 1.5 kg(カタログは「13.5kg:1.5kg」)
- ファインウレタンU100 の 4kg セット(9:1): 主剤 3.6 kg・硬化剤 0.4 kg(カタログは「3.6kg:0.4kg」)
- 絶・耐候性SA010 の 4.2kg セット(5:1): 主剤 3.5 kg・硬化剤 0.7 kg(カタログは「主剤 3.5kg / 硬化剤 0.7kg」)
- セラMレタンDP の 3.5㎏セット(6/1): ベース 3 kg・硬化剤 0.5 kg(カタログは「ベース 3.0㎏ 硬化剤 0.5㎏」)
- セラMレタンDP の 16㎏セット(6/1): 16 × 6 ÷ 7 = 13.714 kg、16 × 1 ÷ 7 = 2.286 kg(カタログの缶は「ベース 13.7㎏ 硬化剤 2.3㎏」で、0.1 kg の位まで同じです)
缶の一部だけ混ぜるとき
セットを全部混ぜずに一部だけ使うときは、量った主剤の重さから硬化剤の量を出します。配合比 9:1 で主剤 2 kg なら硬化剤 0.222 kg(222.2 g)、主剤 500 g なら 55.6 g です。使いたい量が先に決まっているときは、「主剤と硬化剤」でその総量を分けます。9:1 で 3 kg なら主剤 2.7 kg・硬化剤 0.3 kg です。
重量比は、はかりで量る
ファインウレタンU100 と絶・耐候性SA010 のカタログは、配合比を「重量比」と書いています。重量比は重さの比なので、主剤と硬化剤は、はかりで重さを量ります。この計算も重さ(kg・g)で出します。カタログの配合比が重量比かどうかを確かめてから打ってください。
混合割合を守る
ファインウレタンU100 のカタログの施工上の注意事項は「塗料液と硬化剤の混合割合は、必ずまもってください。混合割合が不適切な場合、塗膜性能が発現されなかったり、仕上がりや作業性が低下することがあります。」としています。
セラMレタンDP のカタログも「ベースと硬化剤の混合比率が合っていない場合には、耐久性等の諸性能に影響するおそれがありますので正確に計量し配合して下さい。」とし、足場跡などの補修塗りでは「硬化剤の入れ忘れや硬化剤過不足の場合は汚染むら発生の原因になります。」と書いています。