説明

月別の発電量の計算例(環境省の算定シート 40 kW)

JIS C 8907 の手順で、12か月の発電量を計算した例です。

計算の条件

環境省の CO₂削減対策メニュー「太陽光発電の導入(蓄電池なし、系統連系システム)」の算定シートは、JIS C 8907 の手順で発電量を計算する例を載せています。条件は、アレイ出力 40 kW・傾斜角 20°・方位角 15°(南から時計回り)・裏面開放形(架台設置形)・系統連系あり・蓄電池なしです。

  1. 基本設計係数 K′ = 0.97 × 0.95 × 0.97 × 0.94 × 0.9 = 0.756
  2. 月平均日積算傾斜面日射量 HS を NEDO の日射量データベース(MONSOLA)から1〜12月の月別に調べ、その月の日数を掛けて HAm にします。
  3. 月平均気温 TAV(平年値)に ΔT 18.4 ℃ を加えて TCR にし、αPmax −0.45 %/℃ で KPT を求めます。
  4. K = K′ × KPT、EPm = K × PAS × HAm ÷ GS を月ごとに計算し、12か月を合計して EPy にします。

月ごとの計算結果

K(= K′ × KPT)は表に書いていません。1月なら 0.756 × 1.026 = 0.7757 です。

月HAm(kWh/m²)KPTEPm(kWh)
1月101.061.0263,136
2月111.161.0203,429
3月135.781.0054,127
4月145.800.9774,308
5月152.520.9564,409
6月133.800.9383,795
7月140.740.9223,924
8月151.590.9174,204
9月116.700.9343,296
10月108.810.9653,175
11月91.800.9932,757
12月92.071.0152,826
合計1,481.8343,386

年間システム発電電力量は 43,386 kWh で、算定シートの表4 の年合計(43,386 kWh)と同じです(本文は丸めて 43,390 kWh と書いています)。1 kW 当たりでは 1,085 kWh/kW、年間の日射量に対する総合設計係数(EPy ÷(PAS × HAy ÷ GS))は 0.732 です。

このアプリは、算定シートの計算例と同じく、K′ と KPT を小数3桁に四捨五入して掛け、月の発電量を kWh の整数にして合計します。丸めずに計算すると、この例は年間で 10 kWh ほど多くなります(0.03% 未満の差です)。

算定シートは、この発電量から購入電力の削減量・CO₂ の削減量・削減金額も計算しています。このアプリは発電量までです。

出典

月ごとの発電量を計算する