現場マスター

水準測量の許容範囲の計算

級と点検の項目と観測距離 S から、較差・閉合差の許容範囲を求めます。

許容範囲と判定

水準測量の級

水準測量の級

レベル等による水準測量は、既知点の種類、既知点間の路線長、観測の精度等に応じて、1級・2級・3級・4級水準測量と簡易水準測量に区分します(測量作業規程 第46条)。

級によって点検する項目が違います。往復観測値の較差は1級〜4級(簡易水準測量は往復観測をしません・第63条)、検測は1級・2級だけ(第65条)、環閉合差と既知点から既知点までの閉合差は全ての級(第68条)です。

点検の項目

往復観測値の較差(第64条): 水準点と固定点で区分した区間ごとの、往路と復路の観測高低差の差です。許容範囲を超えたら再測します。

環閉合差・既知点から既知点までの閉合差(第68条): 観測が終わったあとの点検計算で求めます。許容範囲を超えたら、再測を行う等の措置を講じます。

検測(第65条): 1級・2級水準測量で、既知点と隣接する他の既設点の間を観測し、前回の観測高低差か測量成果の高低差と比べます。

観測距離 S(km)

S は観測距離(片道、km 単位)です(第64条・第65条・第68条の表の備考)。

往復観測値の較差では水準点と固定点で区分した区間、環閉合差では単位水準環、既知点から既知点までの閉合差では点検路線、検測では検測した区間の、片道の観測距離を入力します。

「詳しい設定」で、m で入力するように変えられます。

往復観測値の較差

観測から求めた較差・閉合差を mm で入力します。空欄なら許容範囲だけを表示します。

大きさ(絶対値)で許容範囲と比べます。符号(+・−)はどちらでもかまいません。

観測と計算は読定単位までです(1級 0.1 mm、2級〜4級と簡易 1 mm・第63条・第66条)。

観測距離の単位 km

水準測量の級を選ぶと、許容範囲を計算します。

詳しい設定

観測距離の単位

観測距離の単位

観測距離を m で入力すると、1,000 で割って km にしてから計算します(式の S は km 単位)。

計算の内訳