用途を選んで数を入力し、収容人員と部分ごとの人数を確かめる手順です。
計算の手順
- 「単一用途」の画面で、防火対象物の用途(消防法施行令別表第一の項)を選びます。用途を選ぶと、その用途の算定方法(消防法施行規則第1条の3)で使う欄だけが表示され、欄の名前も条文の言葉(「教職員の数」「待合室の床面積の合計」など)に替わります。
- 従業者の数と、用途ごとの数(固定式のいす席の数・長いすの正面幅・床面積・ベッドや病床の数など)を入力します。その建物に無い部分(立見席が無いなど)の欄は、空欄のままでかまいません。
- 大きな数字が収容人員(人)です。その下に、従業者・いす席・その他の部分など、部分ごとの人数が並びます。式と途中の数と条文は「計算の内訳」で確かめられます。
- 用途が2つ以上ある建物((16)項の複合用途防火対象物)は、「複合用途」の画面で用途ごとに1行ずつ入力します。用途ごとの収容人員と、合算した数が表示されます。
例: 飲食店((3)項)で、従業者 3 人・座敷などのその他の部分 32 m² なら、32 ÷ 3 ≒ 10.66 → 10 人、収容人員は 3 + 10 = 13 人です(那覇市の審査基準の「飲食店の算定方法例 その4」の階収容人員と同じ数)。
数の入力のしかた
- 人数・席の数・ベッドや病床の数は、整数で入力します。「6人」「32席」のように単位を付けても読み取ります。小数や負の数は計算せず、どの欄を直すかを表示します。
- 長いすの正面幅(m)は、1脚ごとに空白で区切って入力します(例 1.8 1.2 2.4)。同じ幅の長いすが並ぶときは、「4.7×4」(4.7 m が4脚)のように個数を付けられます。「×」の代わりに「x」や「*」でもかまいません。
- 床面積(m²)は、合計を1つの数で入力しても、部分ごとに区切って入力してもかまいません。「17 10 7×4」は、17 m²・10 m²・7 m² の部分が4か所という意味です。
- 和式の宿泊室の床面積は、宿泊室ごとに入力します(例 8×10 12.5=8 m² の部屋が10室と 12.5 m² の部屋が1室)。宿泊室ごとに端数を切り上げるためです。
- 3桁ごとの「,」(1,200)は1つの数として読み取ります。数と数の区切りには、空白か「、」を使ってください。
床面積の端数の設定
床面積を 3 m² などで除した数の1未満の端数は、切り捨てます。同じ区分の部分が2つ以上あるときの扱いは消防本部の審査基準で2通りあるので、「詳しい設定」の「床面積の端数」で選びます。初めは「合計してから切り捨て」です。
那覇市の「飲食店の算定方法例 その2」(従業者 6 人・長いす 19.0 m・8.5 m・5.5 m が6脚・その他の部分 29 m²・18 m²・8 m² が6か所)なら、部分ごとに切り捨てると 154 人、合計してから切り捨てると 158 人 です。どちらを使うかは、所轄の消防署の運用に合わせてください。2つの扱いの根拠は「収容人員の端数の扱い」の話題にまとめました。
計算の内訳の読み方
「計算の内訳」には、選んだ用途の条文(算定方法)、部分ごとの式、合計の式、この計算の前提が並びます。長いすは「19 ÷ 0.5 = 38 → 38」のように1脚ごとに、床面積は「55 ÷ 3 ≒ 18.33 → 18」のように除した数と切り捨てたあとの数を並べます。≒ のあとの数は小数第2位までで切り捨てた値です。
消防署に出す書類(消防計画・防火管理者選任の届出など)の収容人員と見比べるときは、部分ごとの人数の行を1つずつ確かめてください。計算はこの端末の中で行います。