2.35 は無筋コンクリートの単位体積質量、1.48 はがれき類の換算係数です。
2つの数の出典
「コンクリートガラの比重 2.35」の 2.35 は、国土交通省の「土木工事数量算出要領」1.8 の表-4(単位体積質量)にある無筋コンクリートの 2,350 kg(1 m³ 当たり)と同じ数です。一方、産業廃棄物の換算係数では、がれき類は 1.48 t/m³ です(環境省の通知の別添2)。
- コンクリート(無筋): 表-4 2,350 kg(2.35 t/m³)/別添2 のがれき類 1.48 t/m³
- コンクリート(鉄筋): 表-4 2,500 kg(2.50 t/m³)/別添2 のがれき類 1.48 t/m³
- 木材: 表-4 800 kg(0.80 t/m³)/別添2 の木くず 0.55 t/m³
- 鋼材: 表-4 7,850 kg(7.85 t/m³)/別添2 の金属くず 1.13 t/m³
表-4の値は 1 m³ 当たりの kg です。表-4の水は 1,000 kg です。kg/m³ の数を 1,000 で割ると t/m³ になり、水を 1 とした比重と同じ数になります。
量っている体積が違う
表-4は「数量計算に用いる1m3 当り単位体積質量」で、構造物や材料そのものの 1 m³ の質量です。別添2の換算係数は、註4のとおり「積載した廃棄物の体積を推計し、それに上記換算係数を掛けることによりトン数を計算する」ための値で、荷台やコンテナに積んだ廃棄物の体積に掛けます。
壊したコンクリートを積むと、かけらの間にすき間ができます。同じコンクリートでも、壊す前の体積と、積んだ体積は同じではありません。
どちらの値を使うか
- 図面の寸法から求めた、壊す前の無筋コンクリートの体積 → 表-4の 2,350 kg。例: 3 m³ × 2.35 t/m³ = 7.05 t。
- 荷台やコンテナに積んだ がれき類の体積 → 別添2の 1.48。例: 3 m³ × 1.48 t/m³ = 4.44 t。
同じ 3 m³ でも、どちらの体積かで 7.05 t と 4.44 t のように違います。どちらも目安で、表-4は「積算に用いる単価と合致するよう充分留意されたい」、別添2は「マクロ的な重量を把握するための参考値」としています。計量した重さがあれば、そちらを使います。
「換算」の画面で「係数を入力する(自社の値)」を選んで 2.35 と入力しても、同じ掛け算になります。
木くずの比重
表-4の木材は 800 kg(0.80 t/m³)、別添2の木くずは 0.55 t/m³ です。型枠・足場材や木造解体材などの木くず(建設廃棄物処理指針の例)を積んだ体積から重さを求めるときは、別添2の 0.55 を使います。例: 木くず 10 m³ は 5.5 t です。
金属くず
表-4の鋼材は 7,850 kg(7.85 t/m³)ですが、別添2の金属くずは 1.13 t/m³ です。鉄骨鉄筋くずや足場パイプを積んだ体積に掛けるのは 1.13 です。