説明

採光補正係数の計算 道路に面する場合・公園や川に面する場合

道に面する開口部は、道の反対側の境界線までを水平距離にします。

このアプリで計算する

D と H から採光補正係数と有効採光面積、居室の 1/7 の判定

道に面する開口部の水平距離

開口部が道に面する場合、水平距離 D は、隣地境界線ではなく「当該道の反対側の境界線」までです(令第20条第2項第1号)。都市計画区域と準都市計画区域の中では、道は建築基準法 第42条に規定する道路をいいます。

このアプリの「補正係数」の画面では、直上の部分から道のこちら側の境界線までの D と、道の幅員を別に入力し、D + 道の幅員 を道の反対側の境界線までの水平距離として計算します。D に道の反対側の境界線までの距離を入力すると、幅員を2回加えることになります。

例: 軒先から道の境界線まで 0.5 m、道の幅員 4.0 m、軒先から窓の中心まで 9.0 m なら、D は 4.5 m、D/H は 0.500、採光補正係数は 1.60 です。

道に面すると 1.0 を下回らない(各号のイ)

道に面する開口部は、算定値が 1.0 未満のとき、採光補正係数を 1.0 とします。算定値が負数でも 1.0 です。

例: 軒先から道の境界線まで 0.5 m、道の幅員 1.5 m、H 6.0 m なら、算定値は 0.600 ですが、採光補正係数は 1.00 です。同じ窓が道でなく隣地に面していて、隣地境界線まで 0.5 m なら、算定値は −0.900(負数)なので 0.00 です。

公園・広場・川などに面する開口部

公園、広場、川その他これらに類する空地又は水面に面する場合は、その幅の 1/2 だけ隣地境界線の外側にある線までを水平距離とします(同号)。道とは違い、各号のイは当たりません(道に面しない開口部として、ロ・ハで判定します)。

例: 住居系の地域で、隣地境界線まで 3.0 m、その先の公園の幅が 10 m、H が 25 m なら、水平距離は 3 + 10 ÷ 2 = 8 m です。7 m 以上なので、算定値 0.520 が 1.0 未満でも採光補正係数は 1.00(第1号ロ)です。公園でなく普通の隣地なら、水平距離は 3.0 m、算定値は −0.680 なので 0.00(第1号ハ)です。

水平距離が 7 m 以上のとき(各号のロ)

道に面しない開口部でも、水平距離が 7 m(第2号は 5 m・第3号は 4 m)以上あり、算定値が 1.0 未満なら、採光補正係数は 1.0 です。「以上」なのでちょうど 7 m も含みます。

例: 隣地境界線まで 7.0 m・H 20 m なら、算定値 0.700 → 1.00。隣地境界線まで 6.99 m だと、算定値 0.697 は負数ではないのでそのまま、採光補正係数は 0.69 です。

出典

このアプリで計算する

D と H から採光補正係数と有効採光面積、居室の 1/7 の判定