説明

共通仮設費の計算方法と使い方(直接工事費 × 共通仮設費率)

共通仮設費=直接工事費×共通仮設費率と、画面の入力のしかたです。

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直接工事費と工期から共通仮設費率と金額

共通仮設費の計算方法

公共建築工事の工事費は、直接工事費・共通費・消費税等相当額で構成され、共通費は共通仮設費・現場管理費・一般管理費等に区分されます。共通仮設費は、準備費・仮設建物費・工事施設費・環境安全費・動力用水光熱費・屋外整理清掃費・機械器具費・情報システム費・その他(表-1)を一式として計上する費用です。

共通仮設費は、費用を積み上げて求めるか、過去の実績等に基づく直接工事費に対する比率(共通仮設費率)で求めます(公共建築工事共通費積算基準 2(1))。一般には共通仮設費率で求め、率に含まれない内容は、必要に応じて別途積み上げて加算します(同 2(2))。

共通仮設費 = 直接工事費 × 共通仮設費率 Kr + 率に含まれない費用の積み上げ

このアプリが計算するのは、率による算定の部分(直接工事費 × Kr)です。Kr は、工事種別と新営・改修で決まる別表-1〜7の式で、直接工事費と工期から求めます。

画面の使い方

  1. 工事種別(建築・電気設備・機械設備・昇降機設備)と、新営か改修かを選びます。昇降機設備工事は新営・改修の区別がなく、式に工期がありません(別表-7)。
  2. 直接工事費を円で入力します。3桁ごとの「,」を付けても計算できます。処分費と、本設のための電力・水道等の各種負担金は含めません。
  3. 工期 T をか月で入力します(例 10.3)。日数から求めるときは、「詳しい設定」の「工期 T の求め方」で数え始めを選び、日数を入力します。
  4. 建築工事で監理事務所(監督職員事務所)を設けないときは、「詳しい設定」で「監理事務所を設けない」をオンにします。

公共建築工事共通費積算基準の別表-1〜7から、工事種別と新営・改修で式を選びます。昇降機設備工事は新営・改修の区別がなく、式に工期 T がありません(別表-7)。

建築工事に電気設備工事などを含めて一括して発注するときも、共通仮設費は工事種別ごとに求めて合計します(公共建築工事積算基準等資料 第3編 第1章 3)。

とりこわし工事を含めて発注するときは、新営建築工事に含めて求めます(同 第2章 2(1)イ(ハ))。

共通仮設費率を求める直接工事費には、処分費を含めません(基準 2(1))。本設のための電力・水道等の各種負担金も含めません(基準 1)。

式の P は千円の単位です。円で入力すると 1,000 で割って P にします(123,456,789 円なら P = 123,456.789)。千円で入力するときは「詳しい設定」で単位を千円にします。

計算結果の読み方

いちばん上に共通仮設費率 Kr(%)を表示します。その下が、率による算定の共通仮設費(円)と、式に代入した直接工事費 P(千円)と工期 T(か月)です。

例: 新営建築工事・直接工事費 165,520,850 円・工期 10.3 か月なら、Kr は 4.12 %、率による算定の共通仮設費は 6,819,459 円です。国土交通省の算定例[イ]と同じ数です。

P が別表の範囲(注3)の中か外かも表示します。範囲を外れる場合は「共通仮設費を別途定めることができる」とされていますが、公共建築工事積算基準等資料は、原則として算定式で求めた率を採用するとしています。範囲の外でも率は表示します。

「計算の内訳」には、式に数を代入した途中の値、2位止めにする前の Kr、一円未満を切り捨てる前の金額、表計算ソフト(Excel)の式を表示します。お手元の計算と合わないときは、ここを1つずつ比べてください。

詳しい設定

「詳しい設定」は、画面の「変える」か、下の「設定」のタブから開きます。

出典

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直接工事費と工期から共通仮設費率と金額