説明

共通仮設費率に含まれる費用と積み上げる費用(表-5・表-6)

共通仮設費率に含まれる内容(表-5・表-6)と、積み上げる費用です。

このアプリで計算する

直接工事費と工期から共通仮設費率と金額

共通仮設費の内容(表-1)

公共建築工事共通費積算基準の表-1は、共通仮設費を次の項目に分けています。

項目主な内容
準備費敷地測量・敷地整理・仮設用借地料・道路占有のための準備と現状復旧
仮設建物費監理事務所・現場事務所・倉庫・下小屋・宿舎・作業員施設等
工事施設費仮囲い・工事用道路・歩道構台・場内通信設備等の工事用施設
環境安全費安全標識・消火設備等・交通誘導と安全管理等の要員・安全用品等・隣接物等の養生と補償復旧・台風等の災害防止対策
動力用水光熱費工事用電気設備と工事用給排水設備・工事用の電気と水道の料金等
屋外整理清掃費屋外と敷地周辺の跡片付け・発生材と端材等の処分・除雪
機械器具費共通的な工事用機械器具(測量機器・揚重機械器具・雑機械器具)
情報システム費情報共有・遠隔臨場・BIM・その他情報通信技術等のシステム・アプリケーション
その他材料と製品の品質管理試験・上のどれにも属さない費用

共通仮設費率に含まれるのは、このうち表-5(建築工事)・表-6(電気設備工事・機械設備工事・昇降機設備工事)の内容だけです(基準 2(3))。

建築工事の率に含む内容(表-5)

建築工事の率には監理事務所(敷地内)が含まれています。監理事務所を設けないときに補正値を掛けるのは、このためです。

電気設備・機械設備・昇降機設備の率に含む内容(表-6)

表-6の内容は、表-5とほぼ同じ項目ですが、仮設建物費に監理事務所が無く(現場事務所(敷地内)・倉庫・下小屋・作業員施設等)、環境安全費に隣接物等の養生と補償復旧が無く、その他は上のどれにも属さないもののうち軽微なものだけです。準備費は、その他の準備に要する費用です。

電気設備工事・機械設備工事・昇降機設備工事で監理事務所(監督職員事務所)と備品等が要るときは、積み上げで求めます(公共建築工事積算基準等資料 第3編 第2章 2(1)ロ(ロ))。

率に含まれず、積み上げる費用

基準 2(3) は、設計図書に基づく現場環境改善費・工事場所以外の屋外整理清掃費・新たな施策等の試行による特別な費用は、率に含まれないとしています。公共建築工事積算基準等資料 第3編 第2章 2(1)ロは、次の項目を設計図書等に基づいて積み上げで求めるとしています。

項目積み上げる費用(例)
準備費敷地測量・仮設用借地料・既存施設内の家具や機器等の移動と復旧・道路占用料等
仮設建物費宿舎・設計図書による現場環境改善費用・設備工事の監理事務所と備品等
工事施設費仮囲い・工事用道路・歩道構台・設計図書による現場環境改善費用
環境安全費交通誘導・安全管理等の要員(警備要員・機械警備・交通誘導警備員)・架空線防護・大規模な台風等の対策
動力用水光熱費本受電後の電力基本料金
屋外整理清掃費除雪
機械器具費新営工事の荷揚用揚重機械器具(表2-1〜2-5を参考)・改修工事の荷揚用揚重機械器具
情報システム費情報共有・遠隔臨場・BIM等のシステム・アプリケーション
試験費等石綿粉じん濃度測定・PCB含有調査・放射線透過試験など

国土交通省の算定例[イ]では、躯体・仕上工事用揚重機の 1,292,000 円を積み上げて、率による算定の金額に加えています。

建設発生土処分費と発生材処分費を含めて発注する場合、これらの処分費の共通仮設費は算定しません(公共建築工事積算基準等資料 第3編 第2章 2(2))。

出典

このアプリで計算する

直接工事費と工期から共通仮設費率と金額