説明

ボイラーの目標空気比と基準空気比の違い

目標空気比の表と、基準空気比との違いです。

判断の基準は、Ⅰ「エネルギーの使用の合理化の基準」と、Ⅱ「エネルギーの使用の合理化の目標及び計画的に取り組むべき措置」に分かれています。基準空気比(別表第3(A))は Ⅰ の値、目標空気比(別表第3(B))は Ⅱ の値です。中小機構 J-Net21 は、遵守すべき「基準空気比」と、努力目標としての「目標空気比」と説明しています。

Ⅱ は、ボイラーについて「別表第3(B)の空気比の値を目標として空気比を低下させるよう努めること」としています(Ⅱ 1 1―1(3)ア)。工場の燃焼設備も同じ表の値を目標とし、空気比の管理標準に従い空気比を管理できるようにするため、燃焼制御装置を設けるよう検討すること、とされています(Ⅱ 1 1―2(1)ア・イ)。

ボイラーに関する目標空気比(別表第3(B)(1))

区分負荷率(%)固体燃料
固定床
固体燃料
流動床
液体燃料気体燃料高炉ガス
その他の
副生ガス
電気事業用75~100――1.05~1.11.05~1.11.15~1.2
一般用ボイラー
30 t/h 以上
50~1001.2~1.31.2~1.251.05~1.151.05~1.151.2~1.3
一般用ボイラー
10 t/h 以上 30 t/h 未満
50~1001.2~1.31.2~1.251.15~1.251.15~1.25―
一般用ボイラー
5 t/h 以上 10 t/h 未満
50~100――1.15~1.31.15~1.25―
一般用ボイラー
5 t/h 未満
50~100――1.15~1.31.15~1.25―
小型貫流ボイラー100――1.25~1.41.2~1.35―

「―」は表に値が無い欄です。負荷率と空気比の算定(四捨五入)は、基準空気比の表の備考2・3 によります(別表第3(B)(1) 備考2)。

基準空気比と目標空気比の比べ(液体燃料・気体燃料)

区分液体燃料
基準
液体燃料
目標
気体燃料
基準
気体燃料
目標
電気事業用1.05~1.21.05~1.11.05~1.11.05~1.1
一般用ボイラー
30 t/h 以上
1.1~1.251.05~1.151.1~1.21.05~1.15
一般用ボイラー
10 t/h 以上 30 t/h 未満
1.15~1.31.15~1.251.15~1.31.15~1.25
一般用ボイラー
5 t/h 以上 10 t/h 未満
1.2~1.31.15~1.31.2~1.31.15~1.25
一般用ボイラー
5 t/h 未満
1.2~1.31.15~1.31.2~1.31.15~1.25
小型貫流ボイラー1.3~1.451.25~1.41.25~1.41.2~1.35

どの欄も、目標空気比の下限と上限は、基準空気比の下限・上限と同じか低い値です。たとえば一般用ボイラー 30 t/h 以上の液体燃料は、基準空気比 1.1~1.25 に対して目標空気比 1.05~1.15 です。計算の画面は、同じ空気比を両方の値と比べて、それぞれ範囲に入るかを表示します。

目標空気比の備考

出典

空気比を計算する