2つの画面の入力のしかたと、計算結果・計算の内訳の読み方です。
敷地面積と指定建ぺい率から建築面積の上限。角地・防火の緩和も
敷地が1つの地域のとき(「建ぺい率」の画面)
- 敷地面積を入力します。敷地の水平投影面積で、2項道路などで道路の境界線とみなされる線と道の間の部分は算入しません。
- 指定建ぺい率を選びます。都市計画で定めた数値(30〜80%)で、都市計画図や市区町村の都市計画の窓口で確かめます。
- 防火地域・準防火地域を選びます。防火地域の耐火建築物等、または準防火地域の耐火建築物等・準耐火建築物等なら、限度に 10% を加えます。
- 特定行政庁が指定する角地なら、「特定行政庁が指定する角地」をオンにします。限度に 10% を加えます。
- 計画している建築物の建築面積を入力すると、今の建ぺい率と、限度以内かどうかを表示します(入力しなくても計算できます)。
例: 敷地面積 200 m²・指定建ぺい率 60%・準防火地域の準耐火建築物等・角地なら、建ぺい率の限度は 80%、建てられる建築面積の上限は 160.00 m² です。建築面積 150 m² の計画なら、今の建ぺい率は 75.00% で限度以内、上限まであと 10.00 m² です。
敷地が2つ以上の地域にわたるとき(「加重平均」の画面)
敷地が建ぺい率の限度の異なる地域にまたがるときは、「加重平均」の画面で、地域ごとに、その地域にある部分の面積と指定建ぺい率を1行ずつ入力します。3つ以上の地域にわたるときは「+ 地域を追加」で行を増やします。行の下に、その地域の限度と「面積 × 限度」を表示し、計算結果の欄に敷地全体の限度(加重平均)と建築面積の上限を表示します。
防火地域・準防火地域と角地は、敷地で1つを選びます(第53条第3項の加算は、各地域の限度に加えます)。
計算結果と計算の内訳の読み方
- いちばん大きな数は「建てられる建築面積の上限」です。その下に、建ぺい率の限度と、加えた緩和(角地・防火・準防火)を表示します。
- 「計算の内訳」には、限度の式(6/10 + 1/10 のような分数)、当てはめた条文、建築面積の上限と今の建ぺい率の式、前提を表示します。
- 建築面積の上限は小数第3位以下を切り捨て、今の建ぺい率は小数第3位以下を切り上げて表示します。限度以内かどうかは、丸める前の数で判定します。
- 坪で計算するときは、「詳しい設定」の面積の単位を坪にします。敷地面積と建築面積を同じ単位で入力すれば、建ぺい率は同じです。
このアプリで計算しないもの
- 第53条第4項・第5項(壁面線などによる特定行政庁の許可)と、地区計画・建築協定・風致地区などで別に定めた限度は含みません。
- 巡査派出所・公衆便所・公共用歩廊など(第53条第6項第2号)と、公園・広場・道路・川などの内にある建築物で特定行政庁が許可したもの(同項第3号)には、建ぺい率の制限が適用されません。このアプリの選ぶ欄にはありません。
- 容積率・高さの制限・外壁の後退距離など、建ぺい率のほかの集団規定は計算しません。
指定建ぺい率・角地の指定・防火地域の区分・敷地面積の算定など、法令の当てはめは、確認申請の前に特定行政庁か指定確認検査機関に確かめてください。
このページの条文は、e-Gov 法令検索の現行の版(建築基準法・建築基準法施行令)から要約しています。