現場マスター

24時間換気の計算

部屋の床面積と天井高から、必要有効換気量と換気回数を計算します。

必要有効換気量と換気回数

居室の種類

居室の種類

必要有効換気量は Vr = n × A × h で、換気回数 n は住宅等の居室が 0.5、その他の居室が 0.3(回/h)です(国土交通省の説明資料)。

住宅等の居室は、住宅の居室・下宿の宿泊室・寄宿舎の寝室・家具その他これに類する物品の販売業を営む店舗の売場です。事務所・教室などはその他の居室です。

部屋(1行に1室)

部屋(1行に1室)

換気する部屋を1行に1室ずつ入力します。気積(部屋の容積)= 床面積 × 天井高 です。

居室と一体で換気する廊下・トイレ・階段なども入力します。国土交通省の説明資料は、ドアのアンダーカットなど常時開放された開口部があり、換気計画上居室と一体的に換気を行う廊下などを「居室」に含めるとしています。

天井高は m で、天井の高さが場所で違う部屋は平均の高さです。豊中市の計算書の様式は、気積を「平均天井高さ × 床面積」で計算し、階段部分など形の複雑な部分は別に計算書を付けるとしています。

1つの換気設備で2室以上を換気するときは、部屋ごとの必要有効換気量の合計以上にします(国土交通省の説明資料)。

換気扇の有効換気量

換気扇(給気機・排気機)の有効換気量を m³/h で入力します。2台以上で換気するときは、合計した値です。

給気機・排気機は、換気経路の全圧力損失(直管部損失・局部損失・諸機器その他の圧力損失の合計)を考慮して、計算で確かめた能力の物とします(平成15年国土交通省告示第274号 第一 第一号)。

熊本県の計算表の例は、排気風量 80 m³/h の機器を、有効換気量 75 m³/h として計算しています。

換気回数 = 有効換気量 ÷ 気積(合計)です。空欄なら、必要有効換気量だけを計算します。

天井高による緩和なし

床面積と天井高を入力すると、必要有効換気量を表示します。

詳しい設定

天井の高い居室の緩和(告示第273号)

天井の高い居室は、天井の高さに応じた換気回数で必要有効換気量を計算できます(平成15年国土交通省告示第273号・国土交通省の説明資料「天井の高さが高い居室で換気回数の緩和を受けるもの」)。

住宅等の居室(天井高 2.9 m 以上): 3.9 m 未満 0.4・5.8 m 未満 0.3・11.5 m 未満 0.2・11.5 m 以上 0.1(回/h)

その他の居室(天井高 3.5 m 以上): 6.9 m 未満 0.2・13.8 m 未満 0.1・13.8 m 以上 0.05(回/h)

使わないときは、どの部屋も 0.5(その他の居室は 0.3)回/h で計算します。使うかどうかは設計者が決めます。

緩和の表は、国土交通省の説明資料(天井の高さが高い居室)と同じ値です。

計算の内訳