説明

24時間換気の計算方法(使い方)

部屋の表に床面積と天井高を入力し、換気扇の有効換気量と比べる手順です。

計算の手順

  1. 「居室の種類」で、住宅は「住宅等の居室(0.5 回/h)」を、事務所や教室などは「その他の居室(0.3 回/h)」を選びます。
  2. 「部屋」の表に、換気する部屋を1行に1室ずつ入力します。入力するのは部屋名・床面積(m²)・天井高(m)です。部屋名は空欄でも計算できます。部屋は「+ 部屋を追加」で増やします。
  3. 行ごとに、その部屋の気積(部屋の容積)と必要有効換気量が表示されます。全部の行の合計が、いちばん大きな数の「必要有効換気量」です。
  4. 換気扇の有効換気量(m³/h)を入力すると、換気回数(有効換気量 ÷ 気積の合計)と、有効換気量が必要有効換気量以上かどうか(○ 足りる・✗ 足りない)を表示します。足りないときは、あと何 m³/h 足りないかも表示します。
  5. 「計算の内訳」には、部屋ごとの表(床面積・天井高・気積・換気回数・必要有効換気量)と、使った式と前提が表示されます。確認申請の計算書と見比べるときに使います。

例: 床面積 13.25 m²・天井高 2.40 m の洋室は、気積 31.80 m³、必要有効換気量 15.90 m³/h です(熊本県の計算表の「洋室②8帖」の行と同じ値)。

どの部屋を入力するか

国土交通省の説明資料は、ドアのアンダーカットなど常時開放された開口部を設け、換気計画上、居室と一体的に換気を行う廊下などの部分も「居室」に含まれるとしています。24時間換気で家全体を換気するときは、居室だけでなく、空気の通り道になる廊下・ホール・階段・トイレなども行にします。

熊本県が公開している計算表の例では、居間・和室・洋室・主寝室のほかに、玄関ホール・トイレ・キッチン・階段・ホール・ロフト・出窓も行にして、合計の気積(換気対象気積)を求めています。

家全体を1行で入力することもできます。延床面積と天井高が分かっていれば、延床面積 × 天井高 が家全体の気積の目安です。ただし、吹き抜けや天井の高い部屋があると気積が大きくなるので、部屋ごとに入力する方が確かです。

天井高の入力のしかた

天井高は m で入力します。図面の 2,400 mm は 2.4 です。100 m を超える数を入力すると、mm で入力したと見て計算しません。

天井の高さが場所によって違う部屋(勾配天井・吹き抜け)は、平均の高さを入力します。豊中市の計算書の様式は、気積を「平均天井高さ × 床面積」で計算し、階段部分などの複雑な形状の部分は別に計算書を提出するとしています。

表示の桁と、計算しない行

気積と必要有効換気量は小数第2位、換気回数は小数第3位に四捨五入して表示します(熊本県の計算表と同じ桁)。合計や判定は、丸める前の値で計算します。

床面積か天井高のどちらかが空の行は、合計に含めません。そのときは、何行目が空かを表示します。0 や負の数、数でない字を入力した行があるときは、その理由を表示して、合計を表示しません。

出典

24時間換気を計算する