説明

シックハウスの換気計算の例(計算表)

熊本県が公開している計算表の例を、この計算で求め直しました。

熊本県の計算表の例

熊本県が公開している「シックハウス 機械換気 計算表」は、2階建ての住宅を第3種換気(給気口と排気機)・換気回数 0.50 回/h で計算した例です。部屋ごとに 床面積 × 天井高 で部屋容積を求め、0.5 を掛けて換気量を求め、合計しています。同じ床面積と天井高を、この計算に入力した結果は次のとおりです。

階部屋名床面積(m²)天井高(m)気積(m³)必要有効換気量(m³/h)
1F玄関ホール12.092.5831.1915.60
1Fトイレ1.822.404.372.18
1F和室6帖11.592.4027.8213.91
1F居間・食堂16.562.4039.7419.87
1F出窓0.371.200.440.22
1Fキッチン9.942.4023.8611.93
2F階段4.145.3422.1111.05
2Fホール6.622.4015.897.94
2F洋室①6帖9.942.4023.8611.93
2F洋室②8帖13.252.4031.8015.90
2F主寝室10帖16.562.4039.7419.87
2Fトイレ1.662.403.981.99
2Fロフト6.621.107.283.64
合計111.16272.08136.04

表の数は、計算表の床面積と天井高の字から、このページを作るときに計算した値です。

計算表の値との比べ

床面積の合計 111.16 m²(計算表の換気対象面積と同じ)、気積の合計 272.08 m³(換気対象気積と同じ)、換気回数 0.551 回/h(設計換気回数と同じ)です。

必要有効換気量は、この計算では 136.04 m³/h、計算表では 136.05 m³/h です。計算表の値は、部屋ごとに小数第2位に丸めた換気量を合計した値(1階 63.72 + 2階 72.33)です。この計算は丸める前の値を合計するので、0.01 だけ違います。

部屋ごとの値も、居間・食堂(計算表は 39.75 m³・19.88 m³/h)・階段(22.10 m³)・ホール(7.95 m³/h)の3か所で 0.01 違います。計算表の床面積と天井高は小数第2位までの字なので、表に記載されていない桁があると考えられます。ほかの部屋は、部屋容積も換気量も計算表と同じです。

換気設備と判定

計算表の例の換気設備は、1階と2階のトイレの排気機(排気風量 80 m³/h・有効換気量 75 m³/h)の2台で、有効換気量の合計は 150 m³/h です。換気回数は 150 ÷ 272.08 = 0.551 回/h で、0.50 以上なので「適合」です。

この例は、天井高 5.34 m の階段も 0.5 回/h で計算しています。「詳しい設定」で天井の高い居室の緩和(告示第273号)を使うと、階段だけが 0.3 回/h になり、必要有効換気量は 131.62 m³/h です。緩和を使わない計算は、必要有効換気量を大きめに見る側です。

出典

24時間換気を計算する