高置水槽の有効容量は、計画一日使用水量の 1/10 が標準です(鹿児島市の基準)。
高置水槽の有効容量は計画一日使用水量の 1/10
鹿児島市の基準は、高置水槽の有効容量は計画一日使用水量の 1/10 を標準とする、としています。例題5の 3DK 20戸のマンション(18.4 m³/日)なら、18.4 × 1/10 = 1.84 m³ です。
静岡市の基準は受水槽の 1/5〜1/10
静岡市の基準は、高置水槽の有効容量は受水槽の1/5~1/10 を基準とすること、としています。こちらは計画一日使用水量ではなく、受水槽の有効容量に掛けます。受水槽を 5/10 にしたとき、その 1/5 は計画一日使用水量の 1/10 で、鹿児島市の値と同じになります。たとえば計画一日使用水量 38.4 m³/日 で受水槽 19.2 m³ なら、静岡市の基準では 1.92〜3.84 m³ です。
| 計画一日使用水量 | 鹿児島市 1/10 | 静岡市(受水槽 5/10 のとき) |
|---|---|---|
| 10 m³/日 | 1 m³ | 0.5〜1 m³ |
| 18.4 m³/日 | 1.84 m³ | 0.92〜1.84 m³ |
| 38.4 m³/日 | 3.84 m³ | 1.92〜3.84 m³ |
| 100 m³/日 | 10 m³ | 5〜10 m³ |
このページを作るときに、計算の画面と同じ式で計算した数です。計算の画面の「計算の内訳」にも、静岡市の基準の範囲を表示します。
受水槽を 4/10 にすると、静岡市の基準の範囲は小さくなります。例題5の受水槽 7.36 m³(4/10)なら 0.74〜1.47 m³ で、鹿児島市の 1/10(1.84 m³)より小さい値です。
使用時間から決める式(神戸市の基準)
神戸市水道局の受水タンク以下装置指導基準は、高置タンクの有効容量を、1日当り使用水量を1日当り使用時間で割った値に 0.5~1時間を掛けた式を標準としています。計画一日使用水量 38.4 m³/日・1日の使用時間 10時間なら、1.92〜3.84 m³ です。
高置水槽の高さ
鹿児島市の基準は、高置水槽の高さは、建築物最上階の給水栓等から上に 5 m 以上の位置を水槽の低水位とする、としています。最上階に瞬間湯沸器又は大便器洗浄弁を用いる水洗便所がある場合は、それから上に 10 m 以上の位置を水槽の低水位とします。静岡市の基準も、高置水槽の高さは、十分な圧力の取れる高さにすること、としています。
高置水槽を使う給水方式
静岡市の基準は、受水槽以下の給水方式を次の3つに分けています。高置水槽があるのは高置水槽式だけです。このアプリは「詳しい設定」の給水方式が高置水槽式のときだけ、高置水槽の有効容量を表示します。
- 高置水槽式: 受水槽に貯留された水をポンプで高置水槽へ揚水・貯留した後、自然流下により給水する方式
- 圧力水槽式: 受水槽に貯留された水をポンプによって圧力水槽に貯え、その内部圧力によって給水する方式
- ポンプ直送式: 受水槽に貯留された水を使用量の変動に応じて、ポンプの運転台数や回転速度を制御し給水する方式