説明

一般管理費等の設計変更と一括発注(当初との差額・工事原価の合計)

設計変更の一般管理費等は、変更を含めた額から当初の額を差し引いて求めます。

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工事原価から、一般管理費等率 Gp と一般管理費等・工事価格(円)

当初との差額で求める

共通費基準 4(4) は、「設計変更における一般管理費等については、設計変更の内容を当初発注工事内に含めた場合の一般管理費等を求め、当初発注工事の一般管理費等を控除した額とする」としています。一般管理費等率は工事原価が大きいほど小さくなるので、変更分の工事原価に当初の率を掛けた額とは一致しません。

例として、算定例[イ]の工事原価 193,634,750 円 に、設計変更で工事原価が 20,000,000 円 増えたとします(一般管理費等と工事価格は調整の前の額)。

項目値
当初の工事原価193,634,750 円
当初の Gp13.61 %
当初の一般管理費等26,353,689 円
当初+変更の工事原価213,634,750 円
当初+変更の Gp13.46 %
当初+変更の一般管理費等28,755,237 円
変更の一般管理費等(差額)2,401,548 円
工事価格の差額22,401,548 円

変更分の 20,000,000 円 に当初の 13.61 % を掛けると 2,722,000 円 で、差額で求めた 2,401,548 円 より大きくなります。

変更の工事価格の調整

等資料 第3編 第1章 1(3)ロ は、「設計変更及び随意契約をおこなう場合の工事において一般管理費等を算定するにあたり、控除する契約済みの工事の一般管理費等は、調整する前の金額を採用する」としています。第2編 1 も、設計変更における工事価格を上位4桁(一千万円未満は一万円単位)に調整するとしています。

「工事費積算における数値の取扱い例」の例2の3は、当初 55,555,555 円・変更 3,333,333 円 の工事で、合計の工事価格 63,555,554 円 から当初の工事価格(端数処理前)59,999,999 円 を引いた差額 3,555,555 円 を 3,550,000 円 にし、変更の一般管理費等を 216,667 円 としています(この例の一般管理費等の数は、端数処理を示すための数です)。

上の例に当てはめると、工事価格の差額 22,401,548 円 は一千万円以上なので上位4桁の 22,400,000 円 にして、変更の一般管理費等は 22,400,000 円 − 20,000,000 円 = 2,400,000 円 です。設計変更の工事費に当初請負比率を乗じるかどうかは、等資料 第2編 2 に定めがあります。ここでは一般管理費等の求め方だけを示します。

一括して発注するときの工事原価

例: 新営工事の工事原価 120,000,000 円 と改修工事の工事原価 60,000,000 円 を一括して発注するときは、合計 180,000,000 円(180,000 千円)の率 13.73 % を使います。新営だけなら 14.36 %、改修だけなら 15.44 % です。

工事の一時中止に伴う増加費用

工事の一時中止に伴う本支店における増加費用は、設計変更における一般管理費等と同じく、中止期間中の現場維持等の費用を当初発注工事内に含めた場合の一般管理費等を求め、当初発注工事の一般管理費等を控除した額です。このときの一般管理費等率は、工事原価に中止期間中の現場維持等の費用を加算した額に対する率です(等資料 第2編 3(3)ハ)。

出典

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工事原価から、一般管理費等率 Gp と一般管理費等・工事価格(円)