説明

一般管理費等と工事価格の求め方(1円未満切捨て・上位4桁の調整)

一般管理費等は工事原価に率を掛けた額で、工事価格は工事原価に加えて求めます。

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工事原価から、一般管理費等率 Gp と一般管理費等・工事価格(円)

工事費の構成

費目求め方
純工事費直接工事費 + 共通仮設費
工事原価純工事費 + 現場管理費
工事価格工事原価 + 一般管理費等
工事費工事価格 + 消費税等相当額

共通仮設費は直接工事費に対する率、現場管理費は純工事費に対する率、一般管理費等は工事原価に対する率で求めます(国土交通省「公共建築工事の工事費積算における共通費の算定方法及び算定例」)。一般管理費等は共通費の最後の段で、ここで求めた工事価格に消費税等相当額を加えると工事費です。

一般管理費等の金額(1円未満切捨て)

一般管理費等 = 工事原価 × 一般管理費等率 です。率で求めた金額は1円未満を切り捨てます(公共建築工事積算基準等資料 第3編 第1章 1(1)「共通費基準の率により算定した金額は、一円未満切捨てとする。」)。

算定例[イ]では 193,634,750 円 × 13.61 % = 26,353,689.475 円 で、一般管理費等は 26,353,689 円、工事価格は 219,988,439 円 です。算定例[ロ]は 193,142,529 円 × 13.62 % = 26,306,012.4498 円 から 26,306,012 円、工事価格 219,448,541 円 です。

同じ算定例[イ]の現場管理費は 173,632,309 円 × 11.52 % = 20,002,441.9968 円 で、算定例の金額は 20,002,441 円 です。四捨五入ではなく切り捨てであることが、この行で分かります。

工事価格の調整(上位4桁・一千万円未満は一万円単位)

公共建築工事積算基準等資料 第3編 第1章 1(3)イ は、「算出された金額の範囲内で、原則として工事価格の有効桁が上位4桁、一千万円未満の場合は一万円単位となるように一般管理費等で調整する」としています。算出された金額の範囲内なので、上位4桁より下を切り捨てます。

国土交通省の「工事費積算における数値の取扱い例」の例2では、工事原価 55,555,555 円・工事価格 59,999,999 円 を 59,990,000 円 にして、一般管理費等を 4,434,445 円 にしています。

工事価格(円)切り捨てる単位調整後(円)
59,999,9991万円59,990,000
3,555,5551万円3,550,000
219,988,43910万円219,900,000

一千万円以上は桁数で単位が決まり、8桁は1万円、9桁は10万円、10桁は100万円未満を切り捨てます。10桁の 1,234,567,890 円 なら 100万円未満を切り捨てて 1,234,000,000 円 です。

算定例[イ]に当てはめると、工事価格 219,988,439 円 は9桁なので10万円未満を切り捨てて 219,900,000 円、一般管理費等は 219,900,000 円 − 193,634,750 円 = 26,265,250 円 です。算定例の工事価格は、この調整の前の金額です。

一般管理費等に含まれる費用

一般管理費等は、共通費基準の表-3(一般管理費)と表-4(付加利益等)の内容を、工事原価に対する率で一式として計上する費用です。

工事の一時中止に伴う増加費用は工事原価の中に計上し、一般管理費等の対象にします(等資料 第2編 3(5))。

出典

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工事原価から、一般管理費等率 Gp と一般管理費等・工事価格(円)