説明

一般管理費等率の計算式(Gp=32.597−3.591×log10 Cp と3つの区分)

工事原価 3百万円を超え30億円以下は、常用対数の式で一般管理費等率を求めます。

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工事原価から、一般管理費等率 Gp と一般管理費等・工事価格(円)

式と記号

公共建築工事共通費積算基準(令和8年改定)別表-15 の算定式は次のとおりです。

Gp = 32.597 − 3.591 × log10(Cp)

この式は、建築工事・電気設備工事・機械設備工事・昇降機設備工事に共通です。令和8年の改定で、工種ごとに分かれていた算定式等が1つにまとめられました(国土交通省 報道発表 令和8年3月11日)。

3つの区分

工事原価一般管理費等率
3百万円以下20.11 %
3百万円を超え30億円以下算定式により算定された率
30億円を超える9.34 %

Cp で書くと、Cp ≦ 3,000 千円 は 20.11 %、3,000 千円 < Cp ≦ 3,000,000 千円 は算定式、Cp > 3,000,000 千円 は 9.34 % です。国土交通省の「「公共建築工事共通費積算基準」における共通費の算定について」にある Excel の式の例も、この境目で書かれています。

小数点以下第3位の四捨五入

Gp は「小数点以下第3位を四捨五入して2位止めとする」と決められています(別表-15 注1)。算定例[ロ]の工事原価 193,142.529 千円 では式の値が 13.615412… で、第3位の 5 を切り上げて 13.62 % です。算定例[イ]の 193,634.750 千円 は 13.611442… で、13.61 % です。

一般管理費等の金額は、この2位止めの率で求めます。四捨五入の前の率で掛けると、算定例の金額と合いません。

区分の境目と、工事原価による率の下がり方

式に Cp = 3,000 千円 を代入すると 20.110657… で、四捨五入すると 20.11 %、3百万円以下の一定の率と同じです。Cp = 3,000,000 千円 では 9.337657… で 9.34 %、30億円を超える一定の率と同じです。区分の境目で率が飛びません。

log10 の係数が −3.591 なので、工事原価が10倍になるごとに Gp は 3.591 ポイント下がります。1千万円(10,000 千円)で 18.23 %、1億円で 14.64 %、10億円で 11.05 % です。

工事原価ごとの一般管理費等率(早見表)

別表-15 の式で求めた率です。30億円を超えると 9.34 % で一定です。

工事原価Cp(千円)Gp(%)
3百万円3,000 千円20.11 %
5百万円5,000 千円19.31 %
1千万円10,000 千円18.23 %
2千万円20,000 千円17.15 %
3千万円30,000 千円16.52 %
5千万円50,000 千円15.72 %
1億円100,000 千円14.64 %
2億円200,000 千円13.56 %
3億円300,000 千円12.93 %
5億円500,000 千円12.13 %
10億円1,000,000 千円11.05 %
20億円2,000,000 千円9.97 %
30億円3,000,000 千円9.34 %

出典

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工事原価から、一般管理費等率 Gp と一般管理費等・工事価格(円)