説明

たわみの計算に使う荷重(積載荷重 600 N/m²・負担幅)

たわみの計算に使う積載荷重・固定荷重と、負担幅の考え方です。

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スパン・断面・荷重から、たわみと1/250の判定

たわみの計算に使う積載荷重

告示第1459号 第二 一は、たわみの最大値を「当該建築物の実況に応じた固定荷重及び積載荷重」で計算するとし、ただし書で、令第85条の表に掲げる室の床の積載荷重は「同表(は)欄に定める数値によって計算することができる」としています。(は)欄は、地震力を計算する場合の数値です。

室の種類(は)地震力(い)床
住宅の居室など6001,800
事務室8002,900
教室1,1002,300
百貨店又は店舗の売場1,3002,900

単位は N/m² です(建築基準法施行令 第85条の表から抜き出した行)。「住宅の居室など」は、表の(一)「住宅の居室、住宅以外の建築物における寝室又は病室」です。(ろ)欄(大ばり、柱又は基礎の構造計算をする場合)は、住宅の居室で 1,300 N/m² です。住宅の床梁なら、たわみの計算に使う積載荷重は(は)欄の 600 N/m² です。

北海道立総合研究機構 林産試験場の解説によると、強度の計算に使う 1,800 N/m² は衝撃や集中を考えた荷重で、たわみの計算に使う 600 N/m² は荷重の平均の値です。衝撃や集中の荷重が 50 年間ずっと加わる確率は極めて低い、という判断に基づいています。

固定荷重とスパン表の設計荷重

岩手県のスパン表は、床小梁の固定荷重を、間仕切りのない場合 800 N/m²、間仕切りのある場合 1,100 N/m² とし、たわみ計算用の合計を 1,400 N/m²・1,700 N/m² としています(積載荷重を標準の2倍にした事務室や教室の設計用は、たわみ用の積載荷重 1,200 N/m² で 2,000 N/m²・2,300 N/m²)。島根県のスパン表は、2階の床組の固定荷重を、床小梁で 800 N/m²、床大梁で 1,100 N/m² としています。

負担幅

負担幅は、梁が床の荷重を受け持つ幅です。島根県のスパン表は、隣り合う部材との間隔の半分ずつを受け持つとして、間隔が A と B なら負担幅を A ÷ 2 + B ÷ 2 としています。梁が等間隔なら、負担幅は間隔と同じです。

梁 1 m 当たりの荷重 w は、床の荷重(N/m²)× 負担幅(m)です。固定荷重 800 N/m²・積載荷重 600 N/m²(合計 1,400 N/m²)なら、次のとおりです。

負担幅梁の荷重 w
0.91 m1,274 N/m
1.82 m2,548 N/m
2 m2,800 N/m

このアプリの「床の荷重×負担幅」は、この掛け算をして w を求めます。梁の自重や、梁の上の壁の重さを加えるときは、「梁の荷重 w」を選んで、加えた値を入力します。

出典

告示と政令のほかは、式と数だけを引いています。

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