2つの求め方の入力のしかたと、計算結果の読み方です。
モジュールと歯数から中心距離・基準円直径・歯先円直径
歯数から寸法
- 「求めるもの」で「歯数から寸法」を選びます。
- モジュール m(mm)を入力します。例: 3。
- 小歯車の歯数 z1 と大歯車の歯数 z2 を入力します(3 以上の整数・z1 は z2 以下)。片方だけを入力すると、その歯車の基準円直径・歯先円直径・歯底円直径だけを表示します。
- いちばん上に中心距離 a、その下に歯車ごとの基準円直径・歯先円直径・歯底円直径の表と、速度伝達比、切下げの判定、円の図を表示します。
- 「計算の内訳」には、代入した式、基礎円直径、歯末のたけ・歯元のたけ・歯たけ・頂げき・ピッチと、計算の前提があります。
中心距離から歯数
- 「求めるもの」で「中心距離から歯数」を選びます。
- モジュール m・中心距離 a(mm)・速度伝達比 i を入力します。i は小歯車を駆動にしたときの z2 ÷ z1 で、1 以上です。
- 歯数がちょうど整数になるときは z1・z2 を表示します。「この歯数で寸法を計算する」を押すと「歯数から寸法」に切り替わり、その歯数で寸法を計算します。
- 歯数が整数にならないときは、中心距離を変えない前後の整数の組を表示します。中心距離がそのモジュールの標準平歯車で作れないときは、近い中心距離を表示します。どちらも押すと、その値で計算し直します。
式は 中心距離の求め方のページに書いています。
計算結果が表示されないとき
入力が足りないときは、何を入力すれば計算するかの一言だけを表示します。計算できない数を入力したときは、次の一言を表示します(小歯車の欄の例)。
| 表示 | 理由 |
|---|---|
| モジュールは 0 より大きい数です。 | 0 や負の数を入力した |
| 小歯車の歯数は整数で入力します。 | 歯数に小数を入力した |
| 小歯車の歯数は 3 以上です。 | 歯数が 2 以下(歯底円直径 d − 2.5m が 0 以下になる) |
| 小歯車の歯数 z1 は、大歯車の歯数 z2 以下にします。 | 歯数の多い方を z1 に入力した |
| 速度伝達比は 1 以上です(z1 が小歯車)。 | 速度伝達比に 1 より小さい数を入力した |
| 歯数の和 2a ÷ m が 6 より少なくなります。 | 中心距離がモジュールに比べて小さく、2つの歯数を 3 以上にできない |
| 小歯車の歯数が 3 より少なくなります。 | 速度伝達比が大きく、z1 =(z1 + z2)÷(i + 1)が 3 より少ない |
計算の前提と範囲
標準平歯車(転位なし)・基準圧力角 20°・並歯(歯末のたけ 1.00m・歯元のたけ 1.25m)の外歯車どうしで計算します。はすば歯車・内歯車・ラック・転位平歯車の寸法は計算しません。この計算は寸法の基準の値です。歯厚・バックラッシ・精度・強度は別に確かめてください。
寸法の表示は小数第3位までです(表4.1 の計算例と同じ桁・第4位を四捨五入)。
出典
- 小原歯車工業(KHK)歯車技術資料「平歯車・ラックの寸法計算」(4.1 表4.1 標準平歯車の計算・表4.2 歯数の求め方)
- 小原歯車工業(KHK)歯車技術資料「切下げ」(3.5 切下げ限界歯数)
- 小原歯車工業(KHK)歯車技術資料「1段歯車機構」(2.1 速度伝達比)
小原歯車工業の技術資料は、冊子カタログ3013(2015年)当時のデータであり、一部データが古い場合があるとしています。
モジュールと歯数から中心距離・基準円直径・歯先円直径