段ごとに入力し、グラフを見て限界揚水量にする段を選びます。
段階揚水試験の揚水量と水位降下量から適正揚水量と比湧出量
1. 段ごとに入力する
計算の画面の行の表に、1行に1段ずつ、その段の揚水量 Q(L/min)と、自然水位からの水位降下量 s(m)を入力します。開いたときは5行です。段が多いときは「+ 段を追加」を押します。何も入力していない行は計算に使いません。揚水量を減らしていく順に試験したときも、試験の順のまま入力できます。
各行の下には、何段目かと、その段の比湧出量(L/min/m と m²/日)を表示します。数でない字や 0 以下の数を入力すると、その行に直す所を表示します。
2. グラフと傾きを見る
2段以上を入力すると、両対数グラフを表示します。縦軸と横軸の1桁は同じ長さで、破線は傾き1(45°)の線です。点の横の数字は何段目かを示し、点は揚水量の小さい順に結びます。
グラフの下の「限界揚水量とする段」には、段ごとに揚水量と「傾き 1.07→1.73」のような字が並びます。矢印の左はその点までの区間の傾き、右はその点からの区間の傾きです。環境省のガイドラインの表1 を入力すると、3段目(90 L/min)は「傾き 1.07→1.73」で、この点から急になることが分かります。
3. 限界揚水量にする段を選ぶ
点の並びが折れ曲がる段を押すと、その段の揚水量を限界揚水量にして、適正揚水量と日量を計算します。選んだ段はグラフに輪で示します。折れ曲がりが見られないときは、最大の揚水量の段を選びます。選び直すときは、ほかの段を押します。
4. 安全率を選ぶ
安全率は「詳しい設定」で選びます。80%(温泉・工業用水道)・70%(水道)・50%(簡易水道)の3つで、開いたときは80%です。適正揚水量は、入力した揚水量の桁で切り捨てます。
5. 計算の内訳
「計算の内訳」には、揚水量の小さい順の段ごとの表(揚水量・水位降下量・比湧出量・次の点までの傾きと角度)と、傾き・比湧出量・適正揚水量・日量の式を表示します。表1 で3段目を選んだときの適正揚水量の式は「90 × 0.8 = 72」です。
出典
段階揚水試験の揚水量と水位降下量から適正揚水量と比湧出量