計算した設置本数は片側の本数で、予備側にも同じ本数を並べると2倍になります。
「2本×2本の4本立て」
JAFMEC の入力例ガイドブックの一般の例は、設置本数を 2 本と求めたうえで、「この場合2本と表示されましたが、一般的には2本×2本の4本立てとなります」としています。計算した本数を片側に並べ、もう片側(予備側)にも同じ本数を並べる形です。三重県の記入例も、計算した必要本数を片側の本数とし、その 2 倍を両側の設置本数としています。同じ記入例は、容器交換時の供給中断防止措置として、自動切替式調整器を設置するとしています(下の節)。
計算の画面は、設置本数のすぐ下に「予備側を含めると 4 本(2 本 × 2)」のように、2 倍の本数を表示します。
片側と両側(三重県の記入例)
三重県の特定供給設備の申請書の記入例は、ガスエンジンヒートポンプ(GHP)20 馬力 17 台(1 台 51.2 kW)の店舗の例です。最大消費数量は 51.2 × 17 = 870.4 kW = 870.4 ÷ 14 = 62.2 kg/h、ピーク時の気温 0 ℃・連続使用のガス発生能力 2.0 kg/h から、次のように求めています。
計算の画面に、ガス消費量の合計 870.4 kW・同時使用率 100 %・K 2.0 を入力すると、設置本数 32 本、予備側を含めて 64 本と表示されます。同じ記入例は、液化石油ガス法施行規則第53条第3号(容器交換時の供給中断防止措置)への対応として「自動切替式調整器を設置する」と書いています。容器を交換するときに、ガスの供給が止まらないようにするための措置です。
調整器とガスメーターの容量(記入例)
同じ記入例は、容器の本数と一緒に、調整器とガスメーターの容量も最大消費数量から求めています。
メーター容量の 0.482 は、記入例の「kg/h から m³/h への換算値」です。計算の画面の m³/h は日本LPガス協会のプロパンの産気率 0.502 で換算しているので、同じ kg/h でも値が少し違います(「よくある質問」の話題)。調整器とガスメーターの容量は、計算の画面では求めません。
出典
- 一般社団法人 日本設備設計事務所協会連合会(JAFMEC)「給排水衛生設備計算ソフト2019 入力例ガイドブック LPガス編」(p.131 計算式の説明)
- 三重県 防災対策部 消防・保安課「特定供給設備の位置及び構造等の明細書」(液化石油ガス・貯蔵施設、特定供給設備に関する手続き/特定供給施設(容器)の添付書類の例)(第3号 容器交換時の供給中断防止措置・別紙−1)