説明

ダンプの台数の計算(積込機械の作業量に合わせる所要台数)

ダンプの所要台数は、積込機械の作業量を1台の運搬土量で割って切り上げます。

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車種・土質・運搬距離から、1時間の運搬土量と台数

所要台数の求め方

所要台数 = 積込機械の作業量 ÷ 1台の運搬土量 Vt(切り上げ)

河川土工マニュアルは、組合せ機械の作業能力は、構成する機械のなかで最小の作業能力を持つ機械によって決まるとしています。土工では掘削または積込機械が主機械で、運搬機械は従機械です。積込機械が能力を出し切れるよう、ダンプの台数で運搬の能力を合わせます。

ダンプ1台が1時間に運べる量(Vt)を何台分そろえれば積込機械の作業量に届くかを求め、端数は切り上げます。割る数は小数第1位にした Vt で、画面に表示する数で割り直しても同じ台数になります。積込機械の作業量も Vt と同じく地山の土量(m³/h)で入力します。

計算の例

10t車・粘性土・砂・砂質土・礫質土・片道 5 km(DID区間率30%未満か夜間)・バックホウ 山積0.8m³(平積0.6m³)で、1台の運搬土量は 7.3 m³/hです。積込機械の作業量ごとの台数は次のとおりです。

積込機械の作業量(m³/h)計算所要台数(台)台数 × Vt(m³/h)
2020 ÷ 7.3 ≒ 2.74321.9
3030 ÷ 7.3 ≒ 4.11536.5
4545 ÷ 7.3 ≒ 6.16751.1
6060 ÷ 7.3 ≒ 8.22965.7

台数 × Vt が積込機械の作業量を下回らない、いちばん少ない台数が所要台数です。

運搬距離が長いと台数が増える

同じ積込機械(30 m³/h)でも、運搬距離が長いほどサイクルタイムが延び、必要な台数が増えます(粘性土・砂・砂質土・礫質土・10t車・バックホウ 山積0.8m³(平積0.6m³)・DID区間率30%未満か夜間)。

運搬距離 L(km)Cm(分)Vt(m³/h)所要台数(台)
22511.43
5397.35
10634.57
15873.310

積込機械の作業量は地山の土量で

標準歩掛の運搬土量 Vt は地山の土量です。積込機械の作業量がほぐした土量(m³/h)で分かっているときは、土量の変化率 L で割って地山の土量にしてから入力します。ダム工事積算指針の土量変化率(f)の表は、地山の土量を基準にしたほぐした土量を L、締固め後の土量を C としています。土質ごとの L と C は土量の変化率(L・C)の一覧にまとめています。

延べ台数との違い

所要台数は、同時に運搬に使うダンプの台数です。掘る土量の全部を運ぶのに何台分になるか(延べ台数)は、ほぐした土量を1台に積む量で割って求めます。こちらは土量計算で、掘る寸法と土質から求められます。

この計算の積載土量 q は地山の土量なので、地山の土量を q で割っても延べ台数の目安になります。地山 1,000 m³を10t車・粘性土・砂・砂質土・礫質土(q 5.3 m³)で運ぶなら、1,000 ÷ 5.3 ≒ 188.7 → 189 台分です。

例えば地山で 1,000 m³を掘る現場で、積込機械の作業量が 30 m³/hなら、積込みにかかる運転時間は 1,000 ÷ 30 ≒ 33.3 時間です。その間、所要台数 5 台のダンプで運搬を続けます。

出典

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車種・土質・運搬距離から、1時間の運搬土量と台数