現場マスター

ダンプトラックの運搬土量の計算

車種・土質・運搬距離から、1台の1時間当たりの運搬土量と所要台数を求めます。

運搬土量と所要台数

車種

車種

積載土量 q は、林野庁の森林整備保全事業標準歩掛(2-7 ダンプトラック運搬)の表の値を使います(10t車・粘性土・砂・砂質土・礫質土なら 5.3 m³)。

表に無い車は「その他」を選び、許容積載質量 W を入力します。q = W ÷ w を、表と同じ小数第1位に四捨五入します。

土質

地山の単位体積質量は、粘性土・砂・砂質土・礫質土 18、軟岩 22、アスファルト・コンクリート塊 24、硬岩 25(kN/m³)です(標準歩掛の表)。重い土質ほど、1台に積める土量は少なくなります。

地山以外のルーズな土質の積載土量は、実態に応じて換算します(表の備考2)。

サイクルタイムの求め方

サイクルタイムの求め方

「運搬距離から」は、Cm = βL + α で求め、小数点以下を四捨五入します(標準歩掛 2-7 の 2))。

著しい交通渋滞や交通規則等でこの式を当てはめにくい現場や、試走して測ったサイクルタイムがあるときは「直接入力」を選びます。

運搬距離 L(片道)

片道の運搬距離(km)です。往路と復路が異なる場合は、平均値を入力します。

運搬状況(β)

DID区間率が30%以上の地区を昼間運搬する場合は、DID区間率70%以上で 5.8、70%未満30%以上で 5.3 です。上記以外の運搬の場合は 4.8、河床路は 7.9 です(標準歩掛 2-7 の備考2)。

DID区間率 = DID区間 ÷ 運搬距離 × 100(%)。DID地区(人口集中地区)は、総務省統計局の国勢調査で設定された地区です。

自動車専用道路を利用する場合は、この表とは別に考えます。

積込機械(α)

α は積込み・待ち・排土・シート掛け等の時間で、積込時間とその他時間(8 分)の合計です。積込機械と車種で決まります。

バックホウはクローラ型・排出ガス対策型で、山積0.8m³は平積0.6m³、山積0.45m³は平積0.35m³(どちらも第3次基準値)、山積0.28m³は平積0.2m³(第2次基準値)の機械です。

積込機械の作業量(任意)

積込機械の運転1時間当たり作業量(m³/h)を入力すると、それに見合うダンプの台数を計算します。

運搬土量 Vt は地山の土量です。積込機械の作業量も地山の土量で入力します。

作業効率 E 0.9(標準)

運搬距離を入力すると、運搬土量を計算します。

詳しい設定

作業効率 E

空欄は 0.9 です。標準歩掛は「E=0.9 とし、現場条件による補正はサイクルタイム(Cm)で行う」としています。

ほかの基準の値で計算するときに入力します(0 より大きく 1 以下)。

計算の内訳