現場マスター

電線の弛度の計算

径間・電線の重量・水平張力から、弛度と電線の実長を求めます。

弛度と電線の実長

求めるもの

求めるもの

「張力から弛度」は、水平張力から弛度を求めます。「弛度から張力」は、測った弛度から水平張力を求めます(D = W S² ÷(8T)を T について解いた式です)。

径間

径間は、電線を支える2つの支持物(電柱・鉄塔)の間の水平の距離です。

両端の支持点の高さが同じ径間の式です。径間の両端に高低差があるときは使えません(日本電線工業会 技資第147号A の注記)。

電線の重量(kg/m)

電線 1 m 当たりの重量です。カタログの質量が kg/km のときは、「詳しい設定」で単位を kg/km にします(1,000 で割って kg/m にします)。

N/m は 1 m 当たりの荷重(kg/m × 9.8)です。合成荷重が分かっているときは、N/m で入力して風圧荷重を「なし」にすると、その荷重で計算します。

水平張力(N)

電線の水平方向の引張荷重(張力)です。設計では、電線の引張強さ Tn を安全率 f で割った値(T = Tn ÷ f)を使います。

高圧架空電線(ケーブルを除く)の安全率は、硬銅線・耐熱銅合金線で 2.2 以上、その他の電線で 2.5 以上です(電気設備の技術基準の解釈 第66条)。

風圧荷重

風圧荷重

電気設備の技術基準の解釈 第58条の風圧荷重です。甲種は電線の垂直投影面積 1 m² につき 980 Pa、乙種は厚さ 6 mm・比重 0.9 の氷雪が付いた状態で 490 Pa、丙種は甲種の 1/2 です。

氷雪の多い地方以外の地方は、高温季が甲種・低温季が丙種です。氷雪の多い地方は、高温季が甲種・低温季が乙種です(海岸地など低温季に最大風圧を生ずる地方の低温季は、甲種と乙種の大きい方)。

人家が多く連なっている場所の低圧・高圧の架空電線路などは、甲種・乙種に代えて丙種を使えます。

乙種は、氷雪の重さ(氷雪荷重)も電線の重量に加えます。風圧を考えた弛度は、電線が風下へ振れた、傾いた面の中のたるみです。

重量 kg/m・張力 N

径間・電線の重量・水平張力を入力すると、弛度を表示します。

詳しい設定

電線の重量の単位
張力の単位

電線のカタログの質量は kg/km で書かれていることがあります。単位を確かめてから入力してください。

計算の内訳