現場マスター

電圧降下の計算

こう長と電流と電線の太さから、電圧降下と降下率を出し、許容値の目安と比べます。

電圧降下と降下率

配線方式

配線方式

単相2線式は線間(往復の2本)、三相3線式は線間、単相3線式は電圧線と中性線の間(大地間)の電圧降下を出します。

単相3線式(100/200 V)の降下率は 100 V に対して見ます。負荷が平衡していて、中性線に電流が流れないときの式です。

単相3線式の盤から 200 V の負荷へ2本で送る分岐回路は、単相2線式 200 V で計算します。

電圧

電圧は岩崎電気の技術資料(表1.2 電気方式)にある物です。三相3線式の 415 V は 50 Hz、460 V は 60 Hz です。

電線の太さ

単線は直径(mm)、より線は公称断面積(mm²)で呼びます。単線の断面積は π ×(直径 ÷ 2)² で出します(2.6 mm は 5.31 mm²)。

一覧は電気設備の技術基準の解釈 第146条の表(146-1表・146-2表)の太さです。一覧に無い太さやコードは、断面積を直接入れます。

式は銅の電線の物です(銅電線の導電率 97 %)。

こう長

こう長は、計算する回路の電線の長さ(片道)です。往復の分は、式の係数(単相2線式は 2 倍の 35.6)に入っています。

電流

回路に流れる電流(負荷の電流)です。三相3線式と単相3線式は、電線1本に流れる電流を入れます。

回路

回路

許容値の目安は、こう長 60 m 以下なら幹線と分岐回路で別々(変圧器から受けるときの幹線は 3 %・ほかは 2 %)です。

60 m を超えると、幹線と分岐回路の合計で見ます(4〜7 %)。

電気事業者から低圧で受電

こう長と電流を入れると、電圧降下を出します。

詳しい設定

電気の受け方

電気の受け方

内線規程の表は、電気事業者から低圧で電気の供給を受けている場合と、電気使用場所内に設けた変圧器から供給する場合で値が違います。

変圧器から受けるときは、こう長 60 m 以下の幹線が 3 %、60 m を超えたときの合計が 1 % ずつ大きくなります。

最遠端の負荷までのこう長

表のこう長は、供給変圧器の二次側端子(または引込線取付点)から、最遠端の負荷に至る間の電線のこう長です。

空欄なら、この回路のこう長で表を引きます。幹線と分岐回路を足した長さが分かるときに入れます。

許容値の目安は、内線規程の表をまとめた岩崎電気の技術資料(表1.4)の値です。

計算の内訳