説明

三相3線式の電圧降下

三相3線式は 30.8 の式で、降下率は線間の電圧に対して見ます。

三相3線式は、負荷の容量が大きいとき(動力など)に使われる配線方式です。岩崎電気の技術資料(表1.2)では 200 V(50 Hz・60 Hz)、415 V(50 Hz)、460 V(60 Hz)です。

計算式(30.8)

e = 30.8 × L × I ÷(1000 × A) e: 線間の電圧降下(V) L: こう長(m) I: 線電流(A) A: 断面積(mm²)

係数 K は √3(線間)で、30.8 は 17.8 × √3 です。降下率は線間の電圧(200 V など)に対して見ます。単相2線式の 35.6 で計算すると、電圧降下を約 1.16 倍(35.6 ÷ 30.8)多く見積もります。

例

三相3線式 200 V・より線 22 mm²・こう長 80 m・60 A なら、e = 30.8 × 80 × 60 ÷(1000 × 22)= 6.72 V、降下率 3.36 %です。こう長が 60 m を超えているので、許容値は幹線と分岐回路の合計で見ます(電気事業者から低圧で受けるなら 120 m 以下で 4 %)。この幹線で 3.36 %を使うと、分岐回路に残るのは 0.64 %です。

電気使用場所内の変圧器から 415 V で送る幹線(より線 60 mm²・150 m・100 A)は、7.70 V・1.86 %です(200 m 以下で合計 6 %)。同じ電流でも、電圧が高いほど降下率は小さくなります。

三相4線式(415/240 V など)の電圧線と中性線の間は、単相3線式と同じ 17.8 の式です。この道具の配線方式には入れていません。

出典

電圧降下を計算する