現場マスター

バックホウの作業量の計算

バケット容量・作業効率・サイクルタイムから、バックホウの1時間当たりの作業量を求めます。

1時間当たりの作業量

バケット容量(平積)

式の q0 は平積標準バケット容量です(関東森林管理局の「第2編 林道」)。規格は「山積 0.45 m³(平積 0.35 m³)」のように書かれるので、括弧の中の平積の値を入力します。

1サイクル当たりの掘削積込量 q = q0 × K を、小数第2位に四捨五入して使います(0.35 × 0.98 = 0.343 → 0.34 m³)。

作業効率 E
作業の種類

作業の種類

地山の掘削積込は、地山を掘削して積み込む作業です。ルーズな状態の土砂積込は、ほぐれた状態の土砂を積み込む作業です。

同じ土質・現場条件でも、作業効率の表の値が違います。

土質

作業効率の表の土質名です。高知県の標準歩掛と関東森林管理局の「第2編 林道」で同じ値の4つを選べます。

破砕岩(中硬岩及び硬岩を破砕したもの)は、ルーズな状態の土砂積込だけに値があり、2つの資料で値が違います(高知県 普通 0.45・不良 0.30、関東森林管理局 良好 0.65・普通 0.50・不良 0.35)。使う歩掛の値を「作業効率 E を入力」で入力します。

軟岩をリッピングしたものは、リッピング後の状態に応じた土質の値をとります(関東森林管理局の「第2編 林道」)。

現場条件

現場条件

良好: 作業現場が広く、地山が緩んでいて、しかも作業妨害が少なく連続作業が可能等の条件がそろっている場合。

不良: 作業現場が狭く、掘削深が最適でなく、また地山が固く、かつ連続作業が困難で作業妨害が多い等の条件がそろっている場合。

普通: 掘削深が最適でも地山が固い場合、または掘削深が最適でなくても土が緩んでいる場合等、上記の条件がほぼ中位と考えられるような場合。

ルーズな状態の土砂積込みの場合は、上記のうち土の固さの条件を除いた他の条件を勘案して決めます。

E = 0.65

床掘作業で 0.05 を減じる

表の作業効率から 0.05 を減じた値を使います。

高知県の標準歩掛(備考1): 構造物の床掘作業に使用する場合。

関東森林管理局の「第2編 林道」(備考6): 床掘作業で土留矢板、切梁・腹起し、基礎杭等があって作業の妨害となる場合。

1サイクルの所要時間 cm
旋回角度

旋回角度

バックホウが掘削してから旋回して土を下ろし、元の位置へ戻るまでの1サイクルの秒数です。

秒数は関東森林管理局の「第2編 林道」の表(45° 28 秒・90° 30 秒・135° 32 秒・180° 35 秒)です。高知県の標準歩掛も 90° 30 秒・180° 35 秒です。

通常の積算では、掘削は 90°、掘削積込は 180° 旋回を標準とします(2つの資料の備考)。

機械や現場で秒数が違うときは「秒を入力」を選びます。

掘削は 90°、掘削積込は 180° が標準です。
日当たり施工量と運転日数(任意)

運転日当たり運転時間

1日に機械を運転する時間です。日当たり施工量 = Vs × 運転日当たり運転時間 を計算します。

高知県の標準歩掛は、小型バックホウ(0.04 m³)の運転日当たり標準運転時間を 5.6 h/日としています。

全体の施工量

掘削・積込みする土量の合計です。必要な運転時間(全体の施工量 ÷ Vs)を計算します。

運転日当たり運転時間も入力すると、必要な運転日数(全体の施工量 ÷ 日当たり施工量)も計算します。

バケット係数 K 0.98

バケット容量(平積)を入力すると、作業量を計算します。

詳しい設定

バケット係数 K

q = q0 × K の K です。関東森林管理局の「第2編 林道」の値も、高知県の標準歩掛の例(0.04 × 0.98)も 0.98 です。

空欄のときは 0.98 で計算します。発注者の歩掛で別の値が決まっているときに入力します。

バケット係数は、2つの資料とも 0.98 です。

計算の内訳