作業効率 E は、土質と現場条件(良好・普通・不良)で決まります。
バケット容量・作業効率・サイクルタイムから1時間の作業量
作業効率の表
高知県の標準歩掛(作業効率・一般土工摘用)と関東森林管理局の「第2編 林道」の作業効率の表です。地山の掘削積込と、ルーズな状態の土砂積込(ほぐれた状態の土砂の積込み)で値が分かれています。上の4つの土質は2つの資料で同じ値で、計算の画面ではこの4つを選べます。
地山の掘削積込
| 土質名 | 良好 | 普通 | 不良 |
|---|---|---|---|
| 砂・砂質土 | 0.80 | 0.65 | 0.50 |
| 粘性土・礫質土 | 0.75 | 0.60 | 0.45 |
| 岩塊・玉石 | 0.60 | 0.45 | 0.30 |
| 軟岩(Ⅰ)A | 0.60 | 0.45 | 0.30 |
| 破砕岩 | - | - | - |
ルーズな状態の土砂積込
| 土質名 | 良好 | 普通 | 不良 |
|---|---|---|---|
| 砂・砂質土 | 0.85 | 0.70 | 0.55 |
| 粘性土・礫質土 | 0.80 | 0.65 | 0.50 |
| 岩塊・玉石 | 0.65 | 0.50 | 0.35 |
| 軟岩(Ⅰ)A | 0.80 | 0.65 | 0.50 |
| 破砕岩 高知県 | - | 0.45 | 0.30 |
| 破砕岩 関東森林管理局 | 0.65 | 0.50 | 0.35 |
破砕岩(中硬岩及び硬岩を破砕したもの)は、ルーズな状態の土砂積込だけに値があり、高知県と関東森林管理局で値が違います。破砕岩の土砂を積み込むときは、使う歩掛の値を計算の画面の「作業効率 E を入力」で入力します。
現場条件の選び方
現場条件は、2つの資料の備考で次のように決めています。
- 良好: 作業現場が広く、地山が緩んでいて、しかも作業妨害が少なく連続作業が可能等の条件がそろっている場合。
- 不良: 作業現場が狭く、掘削深が最適でなく、また地山が固く、かつ連続作業が困難で作業妨害が多い等の条件がそろっている場合。
- 普通: 掘削深が最適でも地山が固い場合、または掘削深が最適でなくても土が緩んでいる場合等、上記の条件がほぼ中位と考えられるような場合。
- ルーズな状態の土砂積込みの場合は、上記のうち土の固さの条件を除いた他の条件を勘案して決めます。
軟岩をリッピングしたものは、リッピング後の状態を考慮し、その状態に応じた土質の値をとります(関東森林管理局の「第2編 林道」)。
床掘作業の作業効率
床掘作業では、表の作業効率から 0.05 を減じた値を使います。どんな床掘で減じるかは、2つの資料で書き方が違います。
- 高知県の標準歩掛(備考1): 構造物の床掘作業に使用する場合。
- 関東森林管理局の「第2編 林道」(備考6): 床掘作業で土留矢板、切梁・腹起し、基礎杭等があって作業の妨害となる場合。
例えば 山積 0.45 m³(平積 0.35 m³)・90°・粘性土・礫質土・地山の掘削積込・普通なら、E は 0.60 から 0.55 になり、Vs は 24.5 m³/h から 22.4 m³/h に下がります。どちらも関東森林管理局の「第2編 林道」の作業量一覧表(床掘)の値と同じです。
関東森林管理局の「第2編 林道」は、基面整正(床付面の整正作業)が必要な場合は、基面整正 100 m² 当たり普通作業員2人を別途計上するとしています。基面整正はこのアプリの計算には入りません。
出典
バケット容量・作業効率・サイクルタイムから1時間の作業量