説明

ウエストン公式の流量表の使い方

流量表は、口径・水頭・管延長ごとの流量を並べた表です。

八千代市上下水道局の給水装置設計施工基準(2.4 流量表)は、流量表を「それぞれの口径、水頭、管延長に応じる流量を示したもので、これにより、給水管の流量を容易に求めることができる」と説明し、管径 50mm 以下の表をウエストン公式で算出しています。

表の形

同じ基準は、表の線で区切った左下は管内流速が 3.1m/s 以上になる、と書いています。千葉市の基準は給水管の管内流速を 2m/sec 以下に抑えるとしているので、表の左下の流量はその範囲を超えています。

表の使い方

同じ基準の例は、口径 D = 13mm の表で、管延長 L = 30 m の列と水頭 H = 10 m の行が交わるマスから、流量 Q = 0.249 ℓ/s を読んでいます。このアプリで「損失水頭から流量」を選び、口径 13mm・損失水頭 10 m・管の長さ 30 m を入力すると、0.248 L/s(14.9 L/min)です。

表の値と式の計算結果

表の使い方の例のマスと、口径ごとの表の水頭 H = 10 m・管延長 L = 100 m のマス(6つ)を、ウエストン公式で計算し直しました。

口径H・L表の流量式の流量
13 mm10 m・30 m0.249 ℓ/s0.248 L/s
13 mm10 m・100 m0.124 ℓ/s0.124 L/s
20 mm10 m・100 m0.384 ℓ/s0.383 L/s
25 mm10 m・100 m0.688 ℓ/s0.687 L/s
30 mm10 m・100 m1.11 ℓ/s1.11 L/s
40 mm10 m・100 m2.37 ℓ/s2.37 L/s
50 mm10 m・100 m4.28 ℓ/s4.27 L/s

7つのマスでは、表の値と式の計算結果の差は 0.07〜0.31% です。流量表は小数3桁か2桁に丸めた値なので、表から読んだ流量は3けたほどの値として扱います。

表に無い値を求める

流量表の水頭は 1 m ごと、管延長は 5〜10 m ごとです。表に無い値(水頭 15.3 m・管延長 27.4 m など)は、表の間を読むか、式で計算します。このアプリは式で計算するので、口径 20mm・損失水頭 15.3 m・管の長さ 27.4 m の流量は 1.01 L/s です。

水頭と水圧

表の H(m)と P(MPa)は、水の単位体積重量 9.8 kN/m³ で換算した値です。同じ基準は、水圧 0.1 MPa を水頭 10.2 m、0.098 MPa を 10 m としています。

出典

ウエストン公式で計算する