現場マスター

短絡電流の計算

変圧器の定格容量・二次電圧・%インピーダンスから、二次側の推定短絡電流を求めます。

変圧器直下の推定短絡電流

相

相

三相の変圧器の定格電流は 容量(kVA)× 1000 ÷(√3 × 定格電圧)、単相は √3 で割りません(三菱電機 配電用油入変圧器 総合カタログの定格電流計算式)。

単相3線式(210/105 V)の変圧器は単相を選び、外線間の 210 V を入力します(河村電器産業の技術資料の単3 の計算例と同じ)。中性線と外線の間の短絡電流は計算しません。

定格容量

変圧器の銘板の定格容量(kVA)です。

二次電圧

変圧器の二次側の定格電圧(V)です。三相は線間電圧(210 V・420 V・440 V など)です。6.6 kV は 6600 と入力します。

一次電圧を入力しても、変圧器の一次側(受電点)の短絡電流にはなりません。受電点の短絡電流は、受電点からみた電源側の %Z で決まります(第一種電気工事士 令和8年度下期 問8)。

%インピーダンス

変圧器の短絡インピーダンス(%)です。三菱電機のカタログの特性の表では「短絡インピーダンス」、電気工事士・電気主任技術者の試験では「百分率インピーダンス」と書かれています。%Z が小さいほど短絡電流は大きくなります。

分からないときは、メーカーのカタログの範囲を見ます(例: 三菱電機の油入変圧器 EX-α シリーズの三相 1000 kVA・50 Hz は 3.6〜6.0 %)。範囲の小さい方で計算すると、大きい方の短絡電流になります。

電源側の %Z を加えるときは、変圧器の定格容量を基準容量にした値に直して加えた %Z を入力します(%Z′ = %Z × 新しい基準容量 ÷ 元の基準容量)。

定格容量・二次電圧・%インピーダンスを入力すると、短絡電流を表示します。

計算の内訳