現場マスター

太陽光発電の月別発電量の計算

月ごとの日射量と気温から、JIS C 8907 の手順で発電量を求めます。

月ごとの発電量(JIS C 8907)

太陽電池容量

太陽電池容量

太陽電池容量は、太陽電池モジュール(パネル)の公称最大出力の和です(太陽光発電協会 表示ガイドライン)。JIS C 8907 のアレイ出力 PAS(標準太陽電池アレイ出力)に当たります。

パネル1枚の出力

カタログや仕様書の公称最大出力です。AM1.5・放射照度 1,000 W/m²・モジュール温度 25 ℃ の値です。

枚数

同じ出力のパネルの枚数です。出力の違うパネルを混ぜるときは、太陽電池容量(kW)で入力します。

1〜12月の傾斜面日射量(kWh/m²・日)

1月から12月の順に、月平均日積算傾斜面日射量 HS(kWh/m²・日)を 12 個並べます。空白・改行・カンマで区切ります(表の1行を貼り付けられます)。

NEDO の日射量データベース(MONSOLA)で、地点・方位角・傾斜角を選ぶと月ごとの値を表示します。

1〜12月の月平均気温(℃)

1月から12月の順に、設置する所の月平均気温(平年値・℃)を 12 個並べます。気象庁の過去の気象データ検索で、最寄りの地点の平年値を調べます。

屋根置き形・−0.45 %/℃・K′ 0.756

1〜12月の日射量と気温を入力すると、発電量を表示します。

詳しい設定

設置形態

設置形態で、加重平均太陽電池モジュール温度上昇 ΔT が変わります(環境省の算定シート 表1)。裏面開放形(架台設置形)の 18.4 ℃ が最も小さく、裏面密閉形(建材一体形)の 28.0 ℃ が最も大きい値です。

最大出力温度係数(%/℃)

最大出力温度係数

温度が 1 ℃ 上がったときに最大出力が何% 変わるかです。パネルの仕様書に値があれば、その値を入力します(JIS C 8907 も製造業者の値を先に使います)。

値が無いときは、結晶系 −0.40〜−0.50 %/℃・結晶系以外 −0.20 %/℃ です。環境省の算定例は結晶系で −0.45 %/℃ を選んでいます。

基本設計係数 K′

基本設計係数 K′

基本設計係数 K′ は、総合設計係数 K から温度補正係数 KPT を除いた係数です(K = K′ × KPT)。

JIS C 8907 の推奨値(系統連系形・結晶系)は、日射量年変動 0.97・経時変化 0.95・アレイ負荷整合 0.94・アレイ回路 0.97・インバータ回路 0.90 で、K′ = 0.756 です。

補正係数の推奨値は JIS C 8907 の値です(建築研究所の資料・環境省の算定シート)。

計算の内訳