建設機械1台を1行に、パワーレベルと予測地点までの距離を入力します。
機械のパワーレベルと距離から、騒音レベルと合成値
入力するもの
- 建設機械1台を1行に入力します。2台目からは「+ 機械を追加」で行を追加し、要らない行はその行の「消す」で消せます。同じ機械が2台あるときは、2行に入力します。
- 機械の名前は空欄でもかまいません。空欄の行は「2行目」のように行の番号で表示します。
- パワーレベル(dB)には、機械の A 特性音響パワーレベル LWA を入力します。メーカーの資料や、環境影響評価の資料の値を使います(「建設機械の騒音パワーレベル」のページ)。
- 距離(m)には、機械(音源)から予測地点までの直線距離を入力します。予測地点は、工事の敷地の境界線や、近くの住居などです。
数字は全角でも、3桁区切りのカンマがあっても読み取ります。パワーレベルは 0 より大きく 200 dB まで、距離は 0 より大きく 10,000 m までです。距離の欄に mm の数を入力したまま計算しないよう、上限を決めています。
補正値 ΔL(詳しい設定)
騒音規制法の評価量 LA5 にするときは、「詳しい設定」の補正値 ΔL に、使う値(例 5 dB)を入力します。合成した騒音レベルに ΔL を加えた値を LA5 として表示し、その値を 85 dB と比べます。空欄のときは ΔL を加えず、合成した騒音レベルのまま比べます。ΔL の値と意味は「特定建設作業の騒音の規制基準 85 dB と LA5」のページにまとめました。
計算結果の見方
- 1台だけのとき: 予測地点の騒音レベルを表示します。行のすぐ下には、数値を代入した式(104 − 8 − 20 log10 20 = 70.0 dB など)を表示します。
- 2台以上のとき: 行ごとに、その機械だけの騒音レベルと式を表示し、計算結果の欄には、全部の機械を合成した騒音レベルと、いちばん大きい機械を表示します。
- 特定建設作業の規制基準(目安): 合成した騒音レベル(ΔL を入力したときは LA5)が、敷地の境界線の基準 85 dB を超えるかどうかです。比べるのは、表示している小数第1位の値です。
- 計算の内訳: 式、機械ごとの騒音レベルの表、合成の式に数値を代入した形と、計算の前提です。
騒音レベルは小数第1位に四捨五入して表示し、途中の値は丸めずに計算します。環境影響評価の資料では整数で書くことが多く、札幌市の準備書は「52 (51.8)」のように、整数と小数第1位を並べています。
例: 3台の建設機械
パワーレベルに、国土交通省の低騒音型建設機械の騒音基準値と同じ値を入力した例です。距離は例として決めた値です。
| 機械 | パワーレベル (dB) | 距離 (m) | 騒音レベル (dB) |
|---|---|---|---|
| バックホウ(機関出力 55 kW 以上 103 kW 未満) | 104 | 20 | 70.0 |
| ブルドーザー(機関出力 55 kW 以上 103 kW 未満) | 105 | 30 | 67.5 |
| 発動発電機(機関出力 55 kW 未満) | 98 | 15 | 66.5 |
合成した騒音レベルは 73.0 dB で、いちばん大きいバックホウ(70.0 dB)より 3.0 dB 大きくなります。補正値 ΔL に 5 dB を入力すると、LA5 は 78.0 dB で、85 dB を超えません(目安)。
このページの数値は、このページを作るときに、計算の画面と同じ計算で求めた値です。
出典
- 環境影響評価準備書 第7章 7-1-2 騒音(札幌市): 表7-1-2-7 の予測結果の書き方(整数と小数第1位)
- 低騒音型・低振動型建設機械の指定に関する規程(平成9年 建設省告示第1536号・国土交通省): 別表第一 騒音基準値(バックホウ・ブルドーザー・発動発電機)
- 建設機械の稼動に係る騒音・振動・降下ばいじんの予測手法(土木技術資料 51-6・杉谷康弘・山元弘・2009年): LA5 = LAeff + ΔL
- 特定建設作業に伴つて発生する騒音の規制に関する基準(昭和43年 厚生省・建設省告示第1号・環境省): 敷地の境界線で 85 デシベル
機械のパワーレベルと距離から、騒音レベルと合成値