説明

縮尺係数とは(よくある質問)

縮尺係数の意味・0.9999 の決まり・距離の補正についての質問と回答です。

このアプリで計算する

Y 座標から縮尺係数。平面距離と基準面上の距離の換算も

縮尺係数とは何ですか?

平面直角座標上の距離と、基準面(楕円体面)上の距離の比です。楕円体面を平面に投影するので、平面の上の距離は基準面の上の距離と少し違います。測量作業規程の計算式集では、平面距離 s と基準面上の距離 S の比を s/S と書いています。

X 軸上の縮尺係数が 0.9999 なのはなぜですか?

平成十四年国土交通省告示第九号の備考で、X 軸上における縮尺係数を 0.9999 とすると決められています。式で計算すると、原点の緯度 36° の系では Y 座標が約 ±90.1 km で 1.0000、約 ±127.4 km で 1.0001 になり、その間の縮尺係数は 1 との差が 1 万分の 1 以内です。

縮尺係数が 1 より大きくなるのはどんなときですか?

Y 座標の大きさが約 90.1 km(原点の緯度 36° の系)を超える点です。原点の経度から東西に離れた場所で、平面直角座標上の距離が基準面上の距離より長くなります。

X 座標は要らないのですか?

成果表に記載する縮尺係数の式(付録6 2.8.3)は Y 座標だけを使います。X 座標も使って緯度・経度から求める国土地理院の測量計算サイトと比べても、X 座標が原点から 100 km 離れた点で小数第8位が少し違う程度です(縮尺係数の調べ方のページ)。

縮尺係数は距離に掛けるのですか、割るのですか?

平面距離 s = 基準面上の距離 S × 縮尺係数、基準面上の距離 S = 平面距離 s ÷ 縮尺係数 です。2点の Y 座標が違う辺では、点の縮尺係数 m の代わりに2点間の縮尺係数 s/S(付録6 2.8.2)を使います。

小数は何桁まで使えばよいですか?

このアプリは小数第6位(小数第7位を四捨五入)と、小数第8位までの値を表示します。小数第6位の 1 の違いは、1 km の距離で 1 mm の違いです。国土地理院の測量計算サイトは、縮尺係数を小数第8位まで表示します。

標高やジオイド高の補正もできますか?

できません。トータルステーションで測った距離から基準面上の距離を求める計算(付録6 2.1.3)には、両方の点の標高と器械高、高低角、ジオイド高が要ります。このアプリが換算するのは、基準面上の距離と平面距離の間だけです。

座標系の番号はどこで分かりますか?

基準点の成果表の「座標系」の欄に書いてあります。成果表が無いときは、現場の都道府県から決めます(平面直角座標系の一覧のページ)。

入力できる Y 座標の範囲は?

Y 座標は ±1,000,000 m(1,000 km)以内、距離は 0 m より大きく 1,000,000 m 以内です。入力の誤りを防ぐためにこのアプリが決めた範囲で、出典の規定ではありません。

出典

このアプリで計算する

Y 座標から縮尺係数。平面距離と基準面上の距離の換算も