壁の長さをボードの幅で割り、壁ごとに切り上げて合計します。
枚数の式
壁のボードは縦張りです。公共建築工事標準仕様書(建築工事編)19.7.3(1) は「壁のボードの仕上げ面は、縦張りとし、原則として、水平方向には継目を設けない」と決めています。天井高以上の長さのボードを使えば、1列(ボードの幅 910 mm)に1枚です。そこで、壁の長さをボードの幅で割り、端数を切り上げた数がその壁の枚数になります。
壁の角ではボードを切るので、壁(1面)ごとに切り上げてから合計します。窓やドアなどの開口の分は引きません。開口のある列にも、開口の上や下に張るボードが要るので、その列も1枚に数えます(多めになる側)。
計算の例
3.64・2.73・3.64・2.73 m の4面・天井高 2.4 m の部屋です。天井高 2,400 mm 以上でいちばん短いのは 3×8(910×2,420 mm)です。
| 壁 | 長さ(m) | ÷ 0.91 m | 枚数 |
|---|---|---|---|
| 1面目 | 3.64 | 4 | 4 枚 |
| 2面目 | 2.73 | 3 | 3 枚 |
| 3面目 | 3.64 | 4 | 4 枚 |
| 4面目 | 2.73 | 3 | 3 枚 |
合計 14 枚 です。3.64 m は 910 mm のちょうど4枚分なので、切り上げても4枚のままです。
壁ごとに切り上げる理由
3.2・2.5・3.2・2.5 m の4面(天井高 2.4 m)では、壁ごとに切り上げると 4+3+4+3 = 14 枚 です。部屋の周りの長さ 11.4 m を1行にまとめて入力すると 13 枚 になり、1 枚 少なくなります。1行にまとめると、角で切った残りの幅を、次の壁の端数にそのまま使い切る前提になるからです。残りの幅が次の壁の端数より狭いと足りなくなるので、壁ごとに入力する方が足りなくなりません。
2×6 や、表に無い大きさのとき
2×6(606×1,820 mm)は幅が 606 mm なので、同じ壁でも枚数が増えます。長さ 2.4 m の壁・天井高 1.8 m なら、2,400 ÷ 606 を切り上げて 4 枚 です。
3×9(2,730 mm)より高い壁は、ボードの大きさで「寸法を入力」を選び、使うボードの幅と長さを mm で入力します。幅 910 mm・長さ 3,030 mm と入力すれば、天井高 2.9 m・長さ 3.64 m の壁で 4 枚 です。長さが天井高に届かない寸法を入力すると、枚数は計算しません。
出典
- 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版(国土交通省 大臣官房官庁営繕部): 19.7.3(1) 壁のボードの仕上げ面は縦張り・原則として水平方向に継目を設けない
- パナソニック 住まいの用語辞典(TERASU辞書)「石膏ボード」: 壁で使う大きさ(3×6・3×8・3×9・2×6 の幅×長さ)
仕様書・カタログの表は丸ごと載せていません。計算に要る数だけを引いています。