説明

積雪荷重の計算例(垂直積雪量 30 cm・勾配 30°・4寸・札幌市・山形県)

一般の区域の垂直積雪量 30 cm と、札幌市・山形県の多雪区域の計算例です。

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垂直積雪量と屋根勾配から積雪荷重と屋根形状係数

例1: 垂直積雪量 30 cm・陸屋根(国土交通省の資料の例)

一般の区域の単位荷重 20 N/cm/m² に垂直積雪量 30 cm を乗じて 600 N/m² です。勾配 0° の μb は 1 なので、積雪荷重も 600 N/m² です。国土交通省の資料の例(積雪 30 cm の場合 600 N/m²)と同じです。

例2: 垂直積雪量 30 cm・勾配 30°・水平投影面積 50 m²

項目式値
S0(屋根形状係数を乗じる前)20 × 30600 N/m²
μb√cos(1.5 × 30°)0.8409
S(積雪荷重)600 × 0.8409505 N/m²
屋根全体S × 50 m²25.23 kN

μb = √cos 45° = 0.8409 を乗じて、1 m² 当たり 505 N/m²、屋根全体で 25.23 kN です。

例3: 垂直積雪量 30 cm・4寸勾配

項目式値
S0(屋根形状係数を乗じる前)20 × 30600 N/m²
μb√cos(1.5 × 21.80°(4寸))0.9173
S(積雪荷重)600 × 0.9173550 N/m²

4寸は 21.80° なので、μb は 0.917、積雪荷重は 550 N/m² です。

例4: 札幌市(多雪区域・単位荷重 30 N・垂直積雪量 1.4 m・勾配 25°)

項目式値
S0(屋根形状係数を乗じる前)30 × 1404,200 N/m²
μb√cos(1.5 × 25°)0.8907
S(積雪荷重)4,200 × 0.89073,741 N/m²
0.7S(長期の積雪時)0.7 × S2,619 N/m²
0.35S(暴風時・地震時)0.35 × S1,309 N/m²

雪止めがある場合は μb を乗じないので 4,200 N/m²、札幌市の手引きの金属板葺 25° の数値 0.9 を使うと 3,780 N/m² です。

例5: 山形県(多雪区域・単位荷重 30 N・垂直積雪量 2 m・雪止めあり)

項目式値
S0(屋根形状係数を乗じる前)30 × 2006,000 N/m²
μb雪止めがあるので乗じない—
S(積雪荷重)S0 のまま6,000 N/m²
0.7S(長期の積雪時)0.7 × S4,200 N/m²
0.35S(暴風時・地震時)0.35 × S2,100 N/m²

垂直積雪量 2 m(200 cm)の区域で雪止めのある屋根は、6,000 N/m² です。長期の積雪時には 4,200 N/m²、暴風時・地震時には 2,100 N/m² を見込みます。

出典

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垂直積雪量と屋根勾配から積雪荷重と屋根形状係数