説明

砕石・砂利の計算方法|面積×厚さ×割増しで必要量を求める

砕石の必要量は、設計数量(面積×厚さ)に割増しを掛けて求めます。

計算の順番

このアプリは、次の順番で砕石の量を計算します。

  1. 設計数量(m³)= 敷く面積(m²)× 仕上り厚さ(mm)÷ 1,000
  2. 所要量(m³)= 設計数量 × 割増し
  3. 締固めの層 = 仕上り厚さ ÷ 1層の厚さ(小数点以下を切り上げ)
  4. トン数(t)= 所要量 × 単位体積質量(t/m³)

公共建築数量積算基準(令和5年改定)は、砂利地業の数量を「設計図書による面積とその厚さとの積による体積」としています。厚さは締め固めた後の仕上りの厚さです。敷き均したばかりの砕石は、締め固めると薄くなります。

設計数量と所要量

同じ基準は、数量を設計数量・計画数量・所要数量の3つに分けています。設計数量は「設計図書に記載されている個数及び設計寸法から求めた長さ、面積、体積等の数量」で、材料のロス等は単価の中で考慮するとしています。所要数量は「定尺寸法による切り無駄や、施工上やむを得ない損耗を含んだ数量」です。

砕石は締め固めると体積が減り、運んだり敷き均したりする間にもこぼれます。公共工事の積算の表は、このため、仕上りの設計数量 1 m³ に 1 m³ より多い砕石を計上しています。このアプリは、その倍率を割増しとして掛け、注文する量(所要量)を求めます。

割増しの一覧

使う所割増し出典
土間・基礎の下(砂利地業)1.1公共建築工事標準単価積算基準 表A1-3-2
駐車場・構内の通路(構内舗装の路盤)1.19〜1.32同じ基準の表A1-21-1(路盤材と部位で違う)
道路の路盤1.27施工パッケージ型積算基準 路盤工(標準ロス率 +0.27)
擁壁などの裏込砕石・構造物の基礎砕石1.20同じ基準の基礎・裏込砕石工(+0.20)
ブロック積の胴込・裏込材1.13同じ基準のコンクリートブロック積(張)工(+0.13)

上の3つは、計算の画面の「使う所」で選べます。下の2つは選べないので、「割増しを入力」を選んで倍率を入力します。

計算の例

50 m² に 100 mm の仕上り厚さで敷くと、設計数量は 5.00 m³ です。使う所ごとの所要量は次のとおりです。

使う所割増し所要量
土間・基礎の下(砂利地業)1.15.50 m³
構内舗装の路盤(RC-40・車道部)1.296.45 m³
構内舗装の路盤(RC-40・歩道部)1.226.10 m³
道路の路盤1.276.35 m³
擁壁の裏込砕石(割増しを入力)1.26.00 m³

同じ 5.00 m³ の仕上りでも、注文する量は使う所で最大 0.95 m³ 違います。

mm と m³(立米)の換え方

1 m² を 1 mm の厚さで敷くと 0.001 m³、つまり 1 L です。面積(m²)と厚さ(mm)を掛けた数が、そのまま L になります。50 m² を 100 mm で敷くなら 5,000 L、つまり 5.00 m³ です。立米は m³ のことです。

厚さを cm で知っているときは 10 倍して mm にします(10 cm = 100 mm)。

庭に砂利を敷くとき

このアプリが使う公共工事の積算の表にあるのは、建物の下の砂利地業と、舗装の下の路盤などの割増しです。庭の化粧砂利のように締め固めない砂利の割増しは、これらの資料には決まった値がありません。

その場合は、使う所で「割増しを入力」を選び、自分で見込む倍率を入力します。1 と入力すると、所要量は設計数量(面積×厚さ)と同じになります。

使い方

  1. 敷く面積(m²)と仕上り厚さ(mm)を入力します。
  2. 使う所を選びます(土間・基礎の下/駐車場・構内の通路/道路/割増しを入力)。
  3. 所要量(注文する量)が大きく表示されます。その下に設計数量と締固めの層が表示されます。
  4. 路盤材・部位・路盤の層と単位体積質量は「詳しい設定」で変えます。単位体積質量を入力するとトン数も表示されます。式と出典は「計算の内訳」で見られます。

出典

砕石の量を計算する