10a当たりの使用液量と面積から、要る希釈液の量を出します。
計算式
要る希釈液の量(L)
= 使用液量(L/10a)× 面積(a)÷ 10 a
薬量(mL・g)
= 要る希釈液の量(L)÷ 希釈倍数 × 1,000
ラベルの適用表の使用液量は、10 a 当たりの散布液の量です。使う面積に比べて量を出すのは、農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令の付録の算式 Q=Q0(A/A0)と同じ形です。省令では、Q0 は単位面積当たりの使用量の最高限度、A0 はその単位面積、A は農薬を使う農地等の面積で、Q を超えて使ってはいけません(第2条)。
計算の例
- 8 a に 250 L/10a・1,000倍: 250 × 8 ÷ 10 = 200 L、薬量 200 mL
- 10 m²(0.1 a)に 300 L/10a・1,000倍: 300 × 0.1 ÷ 10 = 3 L、薬量 3 g(コルテバの「よくある質問」の例と同じ)
- 25 a に 150 L/10a・1,000倍・タンク 100 L: 希釈液 375 L は、満タン 3 杯(1杯に 100 mL)と、最後の1杯 75 L(75 mL)
面積の単位
1 a は 100 m²、10 a は 1,000 m²、1 ha は 100 a(10,000 m²)です。田畑の広さでいう「反」は 991.736 m²(9.91736 a)で、10 a ちょうどではありません(静岡県の面積換算表)。反や坪で覚えている面積は、m² か a に直して入れてください。
使い切る量を作る
東京都の農薬希釈表の注意には「散布液は、散布面積に対し過不足の生じない量を調製し、必ず使い切る」とあります。面積と使用液量から先に液の量を出し、その量だけ作ります。タンクで何回かに分けて作るときは、1杯ごとの薬量を、その杯の液の量で出し直します。