説明

農薬のラベルの希釈倍数と使用液量の読み方

希釈倍数と使用液量は、ラベルの適用表で作物と病害虫ごとに決まっています。

適用表で確かめること

農薬のラベルの適用表には、作物名・適用病害虫名・希釈倍数・使用液量(10アール当り散布量)・使用時期・使用回数・使用方法などが並びます。香川県 病害虫防除所の「農薬容器のラベルをよく読みましょう」は、ラベルで確かめることとして次の5つを挙げています。

  1. どんな作物に使えるか(適用がない作物へ使用しない)
  2. 薄める倍率や使用量はいくらか(定められた濃度又は使用量を超えて使用しない)
  3. 使用時期はいつか(収穫前何日前まで使えるか)
  4. 使用回数は何回か(定められた使用回数内で使用する)
  5. 使用方法や注意事項はどうか

守ることの決まり

農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令の第2条は、食用や飼料用の農作物などに農薬を使うときに守る基準として、適用農作物等の範囲に含まれない作物に使わないこと、付録の算式で出す量を超えて使わないこと、希釈倍数の最低限度を下回る希釈倍数で使わないこと、使用時期以外の時期に使わないこと、総使用回数を超えて使わないことを挙げています。

希釈倍数の最低限度を下回るとは、ラベルの倍数より濃くすることです。1,000〜2,000倍と書いてあれば最低限度は 1,000倍で、500倍のような濃い倍数では使えません。

計算間違いに気を付ける

農林水産省の「残留基準値超過の原因は?~農薬ラベル確認編~」は、残留基準値を超えた主な原因に「使用する農薬に対する慣れから、ラベル(使用時期、希釈倍数等)を確認しなかった」ことを挙げ、「農薬を調製する時には、使用する農薬の量の計算間違いに注意しましょう」としています。

この計算は、その量の割り算を確かめるための道具です。倍数を推すことはしません。使用液量は「100〜300 L/10a」のように幅で書かれていることもあります(コルテバの「よくある質問」の例)。この計算は、入れた使用液量のまま液の量を出します。倍数・使用液量・回数は、必ずラベルで確かめてください。

出典

薬量を計算する

面積から散布量を計算する