薬量は「希釈液の量 ÷ 希釈倍数 × 1,000」で出します。
希釈倍数とは
希釈倍数は、薬を水で何倍に薄めるかを表す数です。1,000倍は、出来上がりの希釈液 1 L(1,000 mL)に薬 1 mL(粉・粒なら 1 g)が入る薄め方です。倍数が大きいほど薄く、倍数が小さいほど濃くなります。
計算式
必要な薬量(mL・g)
= 作る希釈液の量(L)÷ 希釈倍数 × 1,000
できる希釈液の量(L)
= 薬量(mL・g)× 希釈倍数 ÷ 1,000
1,000 を掛けたり割ったりするのは、L と mL をそろえるためです(1 L = 1,000 mL)。式は静岡県の「農薬の希釈早見表」の算出方法と同じで、早見表の薬量は「g又はml」と書かれています。リットルは計量単位令で「立方メートルの千分の一」と決まっています。
計算の例
- 1,000倍で 100 L 作る: 100 ÷ 1,000 × 1,000 = 100 mL
- 700倍で 18 L 作る: 18 ÷ 700 × 1,000 = 25.714… → 25.7 mL
- 2,000倍の水和剤で 100 L 作る: 100 ÷ 2,000 × 1,000 = 50 g(静岡県の早見表の注の例と同じ)
- 薬 500 mL を 2,000倍に薄める: 500 × 2,000 ÷ 1,000 = 1,000 L
希釈液は出来上がりの量
東京都の農薬希釈表は、希釈液を「出来上がり量」としています。100倍で 100 L 作るときの薬量は 1,000 mL(1 L)なので、液体の薬なら水は 99 L です。倍数が大きいほど差は小さく、1,000倍で 100 L なら水 99.9 L と薬 100 mL です。
水の量を希釈液の量として計算すると、出来上がりは水と薬を足した量になります。水 100 L に 1,000倍の薬量 100 mL を入れると、出来上がりは 100.1 L で 1,001倍です。100倍なら、水 100 L に 1,000 mL で 101 L・101倍になります。
丸め方
答えは、東京都の農薬希釈表と同じく小数点第2位で四捨五入し、小数第1位まで出します。割り切れる数は小数を付けずに書きます(1,000倍・10 L は 10 mL、3,000倍・10 L は 3.3 mL)。0.05 より小さい量は 0 にせず、2けたの数で出します。