用途を選び、延べ面積・定員・便器数などを入力すると、処理対象人員を表示します。
入力のしかた
- 「用途」で建物の用途を選びます。選べるのは JIS A 3302:2000 の表の建築用途で、表の並び(1 集会場施設関係から 11 「1〜10 の用途に属さない施設」まで)のとおりに 40 あります。
- ホテル・旅館、病院、飲食店、テニス場、サービスエリア、事務所、工場は、続けて区分(結婚式場・宴会場、業務用の厨房設備、飲食店の区分など)を選びます。区分で算定式が変わるので、初めは「選んでください」にしてあり、選ぶまで人員を表示しません。
- 用途に合わせて表示される欄に、延べ面積(m²)・定員(人)・総便器数(個)などの算定単位を入力します。用途を替えると、意味の違う欄の数は空に戻ります。
- 共同住宅は延べ面積と戸数を入力し、1戸の居室(2居室以上か、1居室だけか)を選びます。
- 同じ建物に住宅と店舗があるときや、2以上の建物で1つの浄化槽を設けるときは、「+ 用途を追加」で行を追加します。行ごとの人員を加算した合計が処理対象人員です。
用途ごとに入力する算定単位
表の算定式は、用途ごとに使う算定単位が違います。延べ面積で求める用途がいちばん多く、学校・工場などは定員、競輪場・遊園地・公衆便所は総便器数で求めます。
- 延べ面積 A(m²): 集会場・劇場など、観覧場・体育館、住宅、下宿・寄宿舎、ホテル・旅館、診療所・医院、店舗・マーケット、百貨店、飲食店、喫茶店、玉突場・卓球場、パチンコ店、囲碁・マージャンクラブ、ディスコ、図書館、事務所、市場、公衆浴場
- 総便器数 C(個): 競輪場・競馬場など、遊園地・海水浴場、公衆便所
- 延べ面積 A・戸数: 共同住宅
- 定員 P(人): 老人ホーム・学校寄宿舎など、簡易宿泊所・合宿所など、保育所・小学校・中学校など、高等学校・大学など、工場・作業所など
- 客室数 R(室): モーテル
- ベッド数 B(床): 病院・療養所
- 打席数 S(席): ゴルフ練習場、バッティング場
- レーン数 L(レーン): ボーリング場
- コート面数 S(面): テニス場
- 大便器数 C・小便器数 U・単位便器当たり1日平均使用時間 t: プール・スケート場、駐車場・自動車車庫
- 収容人員 P(人): キャンプ場
- ホール数 H(ホール): ゴルフ場
- 駐車ます数 P(ます): サービスエリア
- 営業所数: ガソリンスタンド
- 乗降客数 P(人/日): 駅・バスターミナル
延べ面積は各階の床面積の合計で、原則として建築基準法施行令 第2条第1項第3号によります(岐阜県の取扱い)。総便器数は大便器・小便器・両用便器の数の合計です。女子専用便所は、便器数のおおむね1/2を小便器とみなします(表の注)。
計算結果の読み方
いちばん大きく表示する数が処理対象人員(n)です。行ごとに、その用途の人員と、数を入力した式を表示します。例えば店舗・マーケットの延べ面積 150 m² なら「n=0.075×150=11.25」で、11.25 人です。
「計算の内訳」には、用途ごとの表の番号・算定式・人員と、その合計を表示します。2000年版で式が改正された用途(住宅・サービスエリア・保育所から中学校まで・高等学校から各種学校まで)は、1988年版の表の式も並べます。住宅施設関係(住宅・共同住宅・下宿・寄宿舎・老人ホームなど)だけの建物は、1人1日 200 L の参考値で日平均汚水量の目安も表示します。
入力の決まり
- 何も入力していない行は加算しません。計算結果の下に「入力していない行(1行)は加算していません。」のように表示します。
- 欄が足りない行や、区分・居室を選んでいない行があるときは、合計を表示しません。加算から黙って抜くと、処理対象人員が少なく見えるためです。
- 延べ面積は0より大きい数、定員・便器数・ベッド数などは整数で入力します(大便器数・小便器数は0以上、ほかは1以上)。プール・スケート場の t は 1.0〜2.0 時間、駐車場・自動車車庫の t は 0.4〜2.0 時間の範囲です(表の算定単位の欄の値)。
- 計算結果は小数3桁まで(4桁目を四捨五入)表示します。表の係数は小数3桁までなので、整数の算定単位なら丸めずに全部の桁が表示されます。人槽を決めるときの小数の扱いは、よくある質問を見てください。