説明

単位水量の計算と最大値 185 kg/m³

単位水量は、単位セメント量と水セメント比から求められます。最大値は 185 kg/m³ です。

単位水量の計算式

単位水量は、コンクリート 1 m³ を練るのに使う水の質量(kg)です。単位セメント量と水セメント比が分かっていれば、単位水量 W = C × (W/C) ÷ 100 で求められます。水セメント比を%のまま掛けるので、最後に 100 で割ります。

単位セメント量 C水セメント比単位水量 W整数の kg なら185 以下
300 kg/m³55%165.0 kg/m³165 kg/m³○
320 kg/m³55%176.0 kg/m³176 kg/m³○
330 kg/m³50%165.0 kg/m³165 kg/m³○
353 kg/m³40%141.2 kg/m³141 kg/m³○

単位水量を整数の kg で決めるときは、切り捨てた値にすると水セメント比を超えません。単位セメント量 353 kg/m³・水セメント比 40% なら 141.2 kg/m³ なので 141 kg/m³ です。142 kg/m³ にすると、142 ÷ 353 × 100 = 40.23% で 40% を超えます。

単位水量の最大値は 185 kg/m³

公共建築工事標準仕様書 6.3.2(イ)(c) は、単位水量の最大値を 185 kg/m³ とし、単位水量は、コンクリートの品質が得られる範囲内で、可能な限り小さな値とする、としています。最大値の 185 kg/m³ を満たしていても、それより小さくできるなら小さくする、という書き方です。

同じ仕様書のほかの所では、場所打ちコンクリート杭の単位水量の最大値は 200 kg/m³(4.5.4(2)(ク))、PCカーテンウォールのコンクリートは 185 kg/m³(17.3.2(1)(イ)(d))です。

受け入れたコンクリートの単位水量

仕様書 6.5.1(1)(ウ) は、コンクリートに品質の変化が見られた場合は、レディーミクストコンクリート工場の製造管理記録により、単位水量が配合計画書で指定した値に対して、所定の範囲内であることを確認する、としています。配合計画書の単位水量が 185 kg/m³ 以下か、水セメント比と単位セメント量の組み合わせと合っているかは、このアプリの「単位水量」で確かめられます。

スランプや空気量が許容差を超えて調合を調整するときも、水セメント比を変えてはならない、とされています(6.5.2(2)・6.5.3(2))。水だけを加えると水セメント比が上がるので、単位水量を増やすなら単位セメント量も同じ割合で増やす計算になります。

出典

水セメント比を計算する