水セメント比は、単位水量を単位セメント量で割って 100 を掛けた値です。
水セメント比の計算式
水セメント比は、コンクリート 1 m³ に含まれる水の質量(単位水量 W)を、セメントの質量(単位セメント量 C)で割った値です。仕様書や配合計画書では%で書くので、割った値に 100 を掛けます。3つの量は1つの式でつながっているので、2つが分かれば残りの1つが求められます。
単位セメント量の式は、国土技術政策総合研究所の資料に載っている配合計算書の書き方(C = W ÷ (W/C) × 100)と同じです。公共建築工事標準仕様書 6.3.2(イ)(d) も、単位セメント量は水セメント比と単位水量から算出される値とする、としています。
計算例
単位水量 175 kg/m³・単位セメント量 320 kg/m³ なら、175 ÷ 320 × 100 = 54.69%、小数1桁で 54.7% です。逆に、単位水量 175 kg/m³ で水セメント比を 55% にしたいなら、単位セメント量は 175 ÷ 55 × 100 = 318.18 kg/m³ です。単位セメント量 300 kg/m³・水セメント比 55% なら、単位水量は 300 × 55 ÷ 100 = 165.0 kg/m³ です。
| 単位水量 W | 単位セメント量 C | 水セメント比 W/C | セメント水比 C/W |
|---|---|---|---|
| 175 kg/m³ | 320 kg/m³ | 54.7% | 1.83 |
| 170 kg/m³ | 300 kg/m³ | 56.7% | 1.76 |
| 185 kg/m³ | 285 kg/m³ | 64.9% | 1.54 |
| 165 kg/m³ | 340 kg/m³ | 48.5% | 2.06 |
| 180 kg/m³ | 400 kg/m³ | 45.0% | 2.22 |
このページを作るときに、計算の画面と同じ式で計算した数です。
%で書くか、比で書くか
水セメント比 55% と 0.55 は同じ値です。公共建築工事標準仕様書は「65%」「60%」「55%」のように%で書いています。このアプリの水セメント比の欄も%で入力します。0.55 と入力すると 0.55% と読んでしまうので、1% 以下の値は「%で入力してください」と止めます。
計算結果の水セメント比は小数1桁で表示します。ただし、丸めると上限と同じに見えるのに、本当は上限を超えているとき(175 ÷ 318 × 100 = 55.0314…% と 55%)は、桁を増やして 55.03% と表示します。判定はいつも丸める前の値で比べます。
使い方
- 「求めるもの」で、求めたい量(水セメント比・単位セメント量・単位水量)を選びます。
- 残りの2つの欄に数を入力します。単位水量と単位セメント量は kg/m³、水セメント比は%です。
- セメントの種類を選びます。水セメント比の最大値は、セメントの種類で決まります。
- 再生骨材Hを使うときは、「詳しい設定」で「再生骨材Hを使う」にします。
- 計算結果の下に、水セメント比・単位水量・単位セメント量の3つを仕様書の上限・下限と比べた結果が ○ と ✗ で表示されます。式と途中の数は「計算の内訳」で見られます。